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「安全な運行」と「面白い技術」に挑み続ける。 「安全な運行」と「面白い技術」に挑み続ける。
鉄道鉄道
開発設計

山岸 幹

YAMAGISHI KAN

2016年入社

所属:府中事業所 鉄道システム部
専攻:基幹理工学研究科 機械科学専攻

成長を重ねても。
まだまだびっしり、メモを取り続けて。


入社のきっかけ
大好きなメカを、仕事に。

小さい頃から「メカメカしい」ものが大好きだったんです。大きな装置を見ればどんな仕組みなのだろうと常に考えていたし、自分でつくったものが実際に動くところを見るのも楽しい。大学院では機械科学を専攻し、自動車エンジンに関する研究を行っていました。就職に際しても、想いは変わらず。大好きなメカを、中でも乗り物を、つくる仕事に就こうと決めていたんです。自動車をつくろうか、それとも飛行機か。迷った時期もあったものの、最終的には鉄道を選びました。理由は明確で、鉄道は他の乗り物に比べて公共性が高く、多くの人が利用するものだから。様々な人の日常を支えたいと考えました。

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現在の仕事内容
開発設計も営業も。
より広い視点を持つことで、ものづくりはわかってくる。

鉄道機器の開発設計職はよく、「入社してからが修行のとき!」と言われることがあります。何が修行と言われるのか。それは、広く浅く、より多くの知識が求められる点です。ちょっと、想像してみてください。電車は、ひとつの機器だけで動いているわけではありません。モーターがあって、制御装置があって、情報処理装置、バッテリー、車両本体......。東芝では全て関わる可能性がありますし、全てのことを知っていなければなりません。ひとつの技術に関するスペシャリストではなく、より広い視野で仕事をすることが求められる仕事なのです。
広い視野を身につけることは、東芝インフラシステムズ全体でも大切にしている企業風土だと感じています。とくにそれを感じるのが「異分野体験」と呼ばれる、他の部門や異なる職種を一定期間やってみる研修です。私は3年目のときに営業職を経験したのですが、開発設計職とは異なる、お客様と近い立場で直接お話を聞くことができました。お客様が本当に求めていることは何か。お客様が東芝に期待することは何か。直接対話を重ねながら、それまでは気づかなかった視点をたくさん得られたと振り返ることができます。​

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仕事の難しさ・やりがい
ドイツでは、再び新人に戻ったみたいに。

これまで、3つの国内プロジェクトを経験してきました。現在担当しているのは、ドイツ向けの機関車製作プロジェクトです。現地で開発・設計・製造までを行う案件で、そのために企業と協業し、東芝の高い品質でものづくりを行えるよう、プロジェクトのとりまとめ、設計統括を行っています。取りまとめと言っても、教えたり指示を出したりだけが仕事ではありません。むしろ真逆で、私の方が学ぶことばかり。日本の鉄道とドイツの鉄道では設計の常識が違うので、毎日新人の頃のように、びっしりとノートを埋めるほどメモをとっています。部品ひとつとっても、日本と全然違うんですよ。不思議な形状になっていて何だろうと思えば、ボルトが緩みにくいようになっている、とかね。日本では見たことのないものばかりで、毎日が勉強の連続。いまはドイツの担当ですが、将来的には世界中に自分が担当するお客様がいる状態にしたいです。自ら設計開発をやって、営業も行って。より広い舞台で活躍できることを望んでいます。

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先輩の休日
子どもたちのチャレンジに、モチベートされています。

学生時代から、FIRST®LEGO®Leagueというロボットコンテストの運営ボランティアをやっています。小学生から高校生まで幅広く出場する大会で、審判をしたり、プレゼンテーションのお手伝いをしたり。地方大会から世界大会まであるんですよ。より高みを目指してチャレンジする子どもたちを見ると、仕事のモチベーションも上がる気がしますね。

※掲載内容は取材当時のものです。

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キャリアステップ

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入社1年目

一ヶ月の研修を経て、鉄道システム部 鉄道システム開発設計第一担当に配属。鉄道向けVVVFインバータ装置の開発設計としてOJT開始。

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2

入社2年目

地下鉄向けVVVFインバータ装置の開発設計を担当。お客様との技術的なやり取りや設計・製造と試験フォローを通して一通りの業務を経験。

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3

入社3年目

鉄道システムの営業部門にて3か月間の実習。金銭的なやり取りや、入札対応、細かいすり合わせ等、お客様との接点になる部分の業務を経験。

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4

入社3~5年目

JR各社へのVVVFインバータ装置や、補助電源を合わせた複合的な車両制御装置の開発設計を何機種か担当。心臓部となる電力変換ユニットの新規開発案件も行い、時には海外のサプライヤーとの交渉に赴いたことも。

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5

入社6年目

ドイツ国鉄向け機関車設計担当として、長期出張を通して現地で設計作業に従事。

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