イワタニ水素ステーション芝公園において純水素型燃料電池システムが運転を開始

ニュースリリース

水素エネルギー

戦略・施策

2015年4月13日

東芝燃料電池システム株式会社

本日開所された岩谷産業株式会社の水素ステーション「イワタニ水素ステーション芝公園」において、当社の純水素型燃料電池システムが実証運転を開始します。

純水素型燃料電池システムは、水素を燃料とし、CO2を全く発生させることなく発電・給湯を行うシステムです。家庭用燃料電池の燃料である都市ガスなどから水素を取り出す燃料改質器が不要なため、狭いスペースでの設置が可能になるほか、50%超の発電効率、95%の総合効率、1~2分の急速起動も実現します。今回の実証で発電した電力は、水素ステーション内に供給され、お湯は水素ステーションに併設されたショールーム「TOYOTA MIRAI ショールーム」で使われます。

なお、本システムは、2014年度に開始した山口県の補助金による事業「世界初純水素型燃料電池コジェネレーションシステムの開発及び水素需要の拡大」の一環として当社が開発し、山口リキッドハイドロジェン株式会社、長府工産株式会社、岩谷産業株式会社と共同で設置したものです。

当社グループは、純水素型燃料電池システムなどCO2フリーの水素関連製品の開発を加速し、再エネ水素が造る持続的で安心・安全・快適な社会の実現を目指します。

システムの主な開発仕様

燃料 純水素
発電効率 50%超注1
総合効率 95%
耐久性 8万時間
起動時間 1~2分
自立機能 あり
  • 注1 2015年度以降の本開発で、燃料電池ユニットの発電効率を55%まで引き上げ、また、貯湯ユニットの補助ボイラーについては、水素燃料に対応したシステムを開発する予定です。なお、今回納入した実証システムの貯湯ユニットは、株式会社長府製作所製の従来型エネファーム向け貯湯ユニットを使用しています。

システムの外観

システムの外観

以上

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