本技術を導入した
OD法の処理フローと技術範囲
導入対象と適用条件
OD法(PODも含む)または高度処理OD法を使用する下水処理場(規模は問わない)に適用できます。本技術の適用条件は以下の通りとなります。
流入水質 | 家庭汚水を主体とした都市下水 |
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流入水温※ | 13℃以上(月間平均水温の年間最低値) |
OD槽流入BOD/N比 | 負荷低減後のOD槽へ流入するBOD/N比が3.0以上(高度処理OD法へ適用する場合) |
FSの実施 | 事前にFSを実施し、導入効果(能力増強効果および経済性)を確認する |
流入水質 | 家庭汚水を主体とした都市下水 |
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流入水温※ | 13℃以上(月間平均水温の年間最低値) |
OD槽流入BOD/N比 | 負荷低減後のOD槽へ流入するBOD/N比が3.0以上(高度処理OD法へ適用する場合) |
FSの実施 | 事前にFSを実施し、導入効果(能力増強効果および経済性)を確認する |
※水温が13℃未満の場合は実規模実証試験により性能確認の上、適用を検討します。
性能
流入下水の月間平均水温の年間最低値に応じます。
(1)本技術のBOD低減率
BODの低減率 | |
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水温が16℃以上の場合 | 48% |
水温が13~16℃未満の場合 | 45% |
BODの低減率 | |
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水温が16℃以上の場合 | 48% |
水温が13~16℃未満の場合 | 45% |
(2)水処理システム(本技術+OD法)の性能
本技術を用いた水処理システムの性能は以下の通りとなります。
システム全体(本技術+OD法) | |
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能力増強性能※ | 水温が16~20℃の場合:150~190% 水温が13~16℃未満の場合:110~120% |
省エネ性能※ | 従来技術比20%削減 |
汚泥発生率 | 水温が16℃以上の場合:0.57 水温が13~16℃未満の場合:0.65 |
システム全体(本技術+OD法) | |
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能力増強性能※ | 水温が16~20℃の場合:150~190% 水温が13~16℃未満の場合:110~120% |
省エネ性能※ | 従来技術比20%削減 |
汚泥発生率 | 水温が16℃以上の場合:0.57 水温が13~16℃未満の場合:0.65 |
※試算値であり、条件により数値が異なります。
経済性
ライフサイクルコストの縮減
OD槽の増設不要による建設コスト減、省エネ・汚泥発生率低減による維持管理コスト減により、ライフサイクルコストを最大22%程度縮減します。
JSとの共同研究の詳細について:共同研究のご紹介 | 社会システム事業 | 東芝
外部サイト:JS新技術Ⅰ類に3技術を選定 ― 温室効果ガスの削減、ダウンサイジング、低コスト化を可能とした処理技術 ―(日本下水道事業団) (PDF形式)
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