消化ガス発電システム
消化ガス発電システム
概要
汚泥から発生する消化ガスを、電気や熱エネルギーとして有効活用するシステムです。
下水汚泥消化タンクは嫌気性菌で汚泥中の有機物を分解し、汚泥を悪臭のない無害なものにします。この時発生するメタンガスを燃料としてガスエンジンにより発電を行うとともに、排熱を蒸気や温水として回収します。
ポイント
- カーボンニュートラルな発電
消化ガス生産時には二酸化炭素を吸収している為、地球規模では二酸化炭素を増加させません。 - 温室効果ガスの削減に寄与
消化により発生するメタンガスの余剰分を利用して発電が可能な為、温室効果ガスの削減につながります。
※メタンガスはCO2の25倍の温室効果があります。 - 排熱を有効利用
発電時に発生する排熱を、消化タンクの加温や冷房・暖房用熱源、給湯に用いることができます。
システム運用の例
システム構成の例
実績
- ※ 東芝インフラシステムズ(株)、 (株)日水コン、月島機械(株) 、月島テクノメンテサービス(株) 、 (株)沖縄小堀電機で構成するSPC(特別目的会社)
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事業名 | 宜野湾浄化センターにおける再生可能エネルギー発電事業 |
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事業場所 | 沖縄県宜野湾市 |
年間発電量 | 約640万kW(一般家庭約1800世帯分) |
年間CO2削減量 | 約4,400トン |
事業期間 | 2016年10月1日~2036年9月30日(20年間) |
施設概要 | ガスエンジン 365kW×4台 |