上下水道事業の官民連携について
東芝PPPビジョン
人もうるおす。
安全な水を安定的に、しかも安価に供給し続ける「持続可能な水環境」は、上下水道事業者に求められる最大のテーマです。
同時に、事業基盤を強化するために、施設の円滑な運用と管理が不可欠です。
私たちは、上下水道事業に関する様々な課題の解決に向け、 地域の活性化を追求した新しいコミュニティのために、 実績と経験を生かして答えを導こうとしています。
官民連携のソリューションをコーディネートし、 コミュニケーションを通じて市民目線のサービスの提供へ。
社会だけではなく、人もうるおす水環境サービスを私たちは追求していきます。
基本方針
ICTを活用した効率的な事業運営
データの一元管理とメリハリある業務指標の見える化で効率的な事業運営を支援します。施設運用では、予測、診断、自動化に磨きをかけ、効率化施設を目指します。
運転維持管理業務でノウハウの継承
水道第三者委託をはじめとする運転維持管理の実績と経験をもとに、お客様の技術的ノウハウを未来へつないでいきます。
維持管理視点を重視した技術開発
東芝グループの技術開発は維持管理の現場で有効なソリューションを目指しています。現場との対話と実証でその実用性を高め維持管理の効率を高めていきます。
全国展開するサポート体制
お客様にとっての「いつでも安心」を目指し、東芝グループは全国各地のサービス拠点でお客様に寄り添ったサポートと提案活動を進めていきます。
私たち東芝グループは、上下水道事業体様が保有する施設・設備のあらゆるライフステージをトータルでサポートします。
官民連携事業のステップ・イメージ
上下水道施設の建設工事や点検業務委託等で培った技術的ノウハウを活かして、水道の第三者委託やDB、DBO、PFI及びFIT等の官民連携事業を積極的に展開しています。
- DBO:設計-建設-運営を一括発注する方式(Design Build Operation)
- PFI :民間の資金を活用し、設計-建設-運営を一括発注する方式(Private Finance Initiative)
- FIT :固定価格買取制度(Feed-in Tariff)
図:「民間活用を含む水道事業の連携形態に係る比較検討の手引き p.42」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/hourei/jimuren/dl/080630-1.pdfを加工して作成
東芝グループでは、官民連携事業を施設再構築事業と運営事業とに大別し、お客様のニーズに応じたサービスおよびソリューションを提供しています。
施設再構築事業
施設の老朽化や事業体職員様の減少トレンドを背景に、施設更新を従来の個別発注から設計施工一体型(デザインビルド;DB)で効率化したり、民間活力を利用したPFIを導入し更新投資を抑えた手法が近年増加してきています。弊社でもDBやPFIの官民連携事業に積極的に取り組んでいます。
運営事業
これまで、上下水道事業体様が所有する施設をお預かりし、運転維持管理業務(O&M業務)を通して施設運営・管理ノウハウを培ってきました。今後多様化するお客様のニーズや発注形態に柔軟に応えられるよう、業務拡大のご提案とソリューション開拓を進めていきます。
スマート運用ソリューション
東芝グループでは、運転維持管理業務を効率化するための各種支援ツールをラインナップし、必要に応じて順次開発を進めております。O&M業務を遂行する中で得られた課題をもとにツール開発を企画し、薬品注入支援やポンプ性能診断等の維持管理視点のソリューション創出に努めています。