低圧インバータ

低圧インバータのイメージ

概要

東芝インバータを使用することで、簡単にモータの回転数を変更することができます。
上下水道でも、送水ポンプや汚水ポンプ、ブロワなどの回転数制御を行う負荷などにおいて、省エネ用途をはじめとして、様々な用途にご使用いただいております。

特長

  • 適用モータ出力

    • 単相100V級:0.1~0.75kW
    • 単相200V級:0.1~2.2kW
    • 三相200V級:0.1~132kW
    • 三相400V級:0.4~630kW
    (※機種によって異なります)
  • 高調波対策・力率改善

    一部の機種へ新型直流リアクトルを搭載し、高調波を抑制するとともに力率改善を行います。

  • ノイズフィルタ内蔵

    ノイズフィルタ内蔵機種は高周波ノイズを大幅に低減し、盤内の省スペース、省配線を実現できます。

  • 抜群のモータコントロール性

    センサレスベクトル制御で低速から高速まで最大200%の高トルク運転ができます。ベクトル制御に必要な定数はオートチューニングで簡単に設定できます。
    (※機種によっては使用出来ないものがあります。)

トルク特性例

高調波抑制ユニット

高調波抑制ユニットのイメージ

概要

高調波抑制ユニットは、入力電流を正弦波に近くなるように制御するPWMコンバータです。
低圧インバータと組み合わせて使用することにより電源側の高調波問題を低減します。
また、入力電圧と入力電流が同相(力率=1)となるように制御し、高力率運転ができます。

特長

  • 適用モータ出力

    • 三相200V級:15~132kW
    • 三相400V級:15~630kW
  • 入力電流が正弦波

    通産省のガイドラインやIECの高調波規制値をクリアし、力率を1に制御することにより、入力電源容量を小さく出来ます。

インバータ組合せ時入力電流
  • 新方式で高効率

    従来方式に比べパワースイッチング素子の損失を大幅に低減し、装置全体の損失は半減またはそれ以下を期待できます。

  • 高調波ガイドラインへの適用

回路種別 高調波発生量

この表は横スクロールできます。

特長
  5次 7次 11次 13次 17次 19次 23次 25次
高調波抑制ユニット<SC7> 0 0 0 0 0 0 0 0
インバーター単体(リアクトルなし) 65 41 8.7 7.7 4.3 3.1 2.6 1.8
  • 長寿命化を実現

    インバータ直流コンデンサの脈動電流が減り、インバータ単体使用に比べてコンデンサの長寿命化を実現します。