電極上に極薄の膜を直接形成する発想の転換 高入出力・大容量化を同時に実現

絶縁体としてセパレータを使用する従来のセル構造に対して、Skin-Coated Electrode(SCdE)は、電極材料の表面を樹脂製のナノファイバー膜で覆った新構造です。薄膜化により電極間の距離を極限まで近づけると同時に、高空孔率化によりイオン伝導性を高めることで、内部抵抗を低くでき入出力性能を向上させることができます。また、絶縁層の薄膜化により大容量化することができ、高入出力・大容量化を同時に実現します。


ナノファイバー形成技術の一つ エレクトロスピニング技術をSCiB™に応用

SCdEの製造には、ナノファイバー膜形成技術のひとつであるエレクトロスピニング(ES)技術を応用しています。ES技術は、原料である高分子溶液に高電圧を加えて紡糸する技術です。耐熱性や絶縁性といった材料由来の特性を保持しながら、電解液中のイオンが通りやすい構造にすることができるため、電池の絶縁層の形成に適しています。


長寿命性と安全性はそのままにSCiB™の性能が向上

絶縁層の薄膜高空孔率化が可能なSCdE技術により、SCiB™のさらなる性能向上が見込めます。高入出力タイプの10Ahセルに適用した場合、理論的には15%*の出力とエネルギー密度の向上が見込まれます。

10Ahセルに適用した場合

15%性能UP*
* 数値は設計上の推定値です。また適用する製品により異なります。

SCiB™は進化を止めない

本成果は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の成果を一部使用しています。


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