SCiB™ 48V車載用バッテリー
自動車業界では、世界的に進んでいる燃費規制(CO2排出量規制)への対策を見据え、パワートレインの電動化を進めています。
特に欧州を中心に、コストパフォーマンスに優れ、CO2排出量規制を達成できる車両システムとして48Vマイルドハイブリッドシステム導入が進んでいます。
48Vシステムの課題は、サイズとコスト。私たちは、出力とエネルギーを両立した4.8Ah-HPセルを採用して、電池システムの省スペース化・コストの課題に対応したSCiB™ 48V 車載用バッテリーを開発しました。
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4.8Ah-HP cell
Size : W63 × D14 × H97 mm
開発中
特長
SCiB™の広い実効SOC範囲と高入出力特性を活かし、負極に炭素系の材料を用いたセルの約半分の容量でP0 BSGから15kWクラスのP2システムまで幅広くMHEVシステムを実現することが可能です。構造は、SCiB™の安全性を最大限に活かし、必要最低限の簡易拘束、簡易冷却機構とし、限られた車両空間に配置しやすいよう小型化を実現しました。
また、お客様の用途に応じ、電池パック制御、セル監視機能をカスタマイズ可能な基板をモジュール内部に組み込み、アプリケーションによって異なる運転プロファイルに応じて冷却機構を容易に変更できるフレキシブルな車載対応仕様にしています。今後、モジュール形状、電池制御システムを標準プラットフォームとし、様々な用途にご利用いただけるよう開発を進めて参ります。
SCiB™ 48V車載用バッテリー
公称電圧/容量 | 48V / 4.8Ah |
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サイズ | 360 × 115 × 80mm |
質量 | 約5kg(TBD) |
一般LiBのCO2削減効果をSCiB™では
容量半分で実現
バッテリーパック採用事例(マツダ株式会社 様向け)
東芝の二次電池 「SCiB™」 24Vパック は、マツダ株式会社(以下、マツダ)様「MAZDA3、CX-30、MX-30」のマイルドハイブリッドシステム
「M Hybrid (エムハイブリッド)」 用バッテリーとして採用されています。
マツダ様には、SCiB™ の有する安全性、長寿命性能、充放電特性、入出力性能等をご評価いただきました。
MAZDA3
CX-30
24Vマイルドハイブリッドシステムに採用
MX-30
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ラインアップ
一般的に、電動化システムコストとCO2削減効果は比例すると考えられます。
その様な中、より小さい電池搭載量で、費用対効果に優れる電動システムが求められております。
SCiB™は、特に低電圧・大電流の運用に強く、燃費改善率が高いハイブリッドシステム構築が可能です。
今後ラインアップを充実し、幅広いシステムニーズにお応えします。
電動化システムコストとCO2削減効果
低電圧系のラインアップでCO2排出低減に貢献