特集・トピックス:核融合研究への貢献
~地上の太陽 核融合発電の実現を目指して~

このたび、大学共同利用機関法人自然科学研究機構 核融合科学研究所が将来の核融合炉プラズマの持続燃焼に寄与する、ヘリカル装置における高エネルギー粒子の良好な閉じ込めを世界で初めて実証し、将来のヘリカル型核融合炉におけるプラズマの持続燃焼に見通しをつけました。
本研究には当社が納入した中性子計測システム(トリチウム総発生率監視装置)が使用されています。

本システムは軽水炉向けのワイドレンジ計測システムをベースに、核融合装置特有の信号応答時間の高速化/高電磁ノイズ環境/高磁場環境といった条件に適合するよう新規に開発したものです。

今後も、当社は核融合研究に原子力事業で培った種々の技術で貢献しています。

東芝レビュー VOL.71 2016年1月号「特集:核融合エネルギー開発に向けた取組み」
https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/review/2016/01.html)(株式会社東芝)

東芝レビュー VOL.71 「核融合装置向け 中性子計測システムについて」
"https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/migration/corp/techReviewAssets/tech/review/2016/01/71_01pdf/a08.pdf)(株式会社東芝)(PDF形式)(447KB)

大学共同利用機関法人自然科学研究機構 核融合科学研究所プレスリリース
「世界初、ヘリカルプラズマにおける高エネルギー粒子の閉じ込めを実証」
リンクURL (https://www.nifs.ac.jp/news/press-o/190719.html)(核融合科学研究所)

本研究成果をまとめた論文が,世界最高峰の科学雑誌「ネイチャーフィジックス」において、2019年7月の注目すべき研究(ハイライト研究)に選出されました。

当社の「核融合」への取り組みについてはこちらをご覧ください。