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特集:2022年の技術成果

東芝グループの2022年の技術成果を掲載しております。

研究開発

カーボンニュートラルの実現や,社会インフラの強靱(きょうじん)化,デジタル・データの活用など,時代の変化に伴って,技術に対する社会や市場の要求も大きく変わってきています。国内だけでなくグローバルに展開した開発拠点が有機的に連携して先進技術を開発し,市場変化に即応できる国際競争力を醸成しています。

エネルギーシステム

カーボンニュートラルに貢献する各種再生可能エネルギーや,原子力・火力発電設備,環境に配慮した送変電システムに加え,産業や運輸などの分野にも応用される水素エネルギーシステムや超電導モーターなどの製品・サービスを開発するとともに,デジタル技術を応用したサービスの高度化・最適化を実現することで,持続可能な社会の実現に貢献します。

インフラシステム

インフラ強靱(きょうじん)化,カーボンニュートラル,労働力不足などの社会課題をCPS(サイバーフィジカルシステム)技術で解決すべく,技術開発に取り組んでいます。上下水道や鉄道,放送・通信をはじめとするインフラシステムは,その機能を継続的に提供するとともに,更なる省エネ化や効率化を実現しています。また,センシングや診断技術,省力化を実現する新たな自動化システムのための最適化や制御など,デジタルサービスにつながる技術にも注力しています。人々が安全・安心で快適な生活を享受できるインフラシステム・機器を構築し,社会に貢献します。

デバイス&ストレージ

カーボンニュートラルの実現には,電源制御や送配電の高効率化,各システムの省エネ化・高機能化が重要です。先進技術を適用した半導体や,HDD(ハードディスクドライブ),高機能材料などの製品を幅広く提供し,それらの性能を継続的に向上させることで,環境負荷の低減やデータの利活用を推進し,快適で安心・安全な暮らしを支えます。

デジタルソリューション

世界では,デジタル化の進展によるビジネス革新や産業構造の変化が起こり,新たな時代への転換期を迎えています。IoT(Internet of Things)やAIなどのデジタル技術とセキュリティー技術や量子関連技術などの開発,そしてそれらを活用したソリューションを通して,社会や企業に新しいサービスや価値を提供しています。

リテール&プリンティング

地球規模での環境変化や,複雑化する社会課題の解決に貢献するため,これまでリテール及びプリンティングの事業で得たフィジカルアセットを最大限利活用し,優れた独自技術により,確かな品質・性能と高い利便性を持つ商品・サービスをタイムリーに提供する製品開発に取り組んでいます。

ビルソリューション

人々を取り巻く環境や,働き方,価値観などが変化する中,IoT(Internet of Things)やAIといった先進技術の適用により,昇降機や照明の性能向上,新機能の実現を図り,利便性・安全性・快適性・省エネ性を高めた製品を提供して社会や生活を支えていきます。


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