総合研究所
マテリアルズ&フロンティア研究センター 機能材料研究部
草間 知枝
2016年入社
工学研究科 金属フロンティア工学専攻
- 技術系
- 総合研究所
- 研究開発
- ~入社10年目
脱炭素化に貢献できる
リチウムイオン二次電池の研究をしています
東芝には脱炭素化に貢献できる製品の一つとして、SCiB™という名前のリチウムイオン二次電池があります。SCiB™は高い安全性や急速充電性能をもつ電池ですが、私たちはその負極材料をチタン酸リチウムからニオブチタン酸化物に替えて、SCiB™の優れた性能を維持しつつ、より高い容量や出力を出せる新しい電池を開発しています。その中で私は大きな電流を流して大きなパワーを出すことに重点を置いた高出力タイプの電池の開発を担当しています。電池の中の抵抗成分を小さくする必要があり、たとえば電池部材同士の界面の抵抗を減らすなどの取り組みをしています。
実は私は磁性材料を研究するつもりで入社したのですが、それまで経験のない電池を担当することになり、当初は戸惑いなかなか自信が持てませんでした。ところが電池関連の大きな国際学会で発表した際にたくさんの質問を受けたことで、多くの人が興味のある大事なことを研究している実感が得られ、とても良い経験となり、また大きな自信にもなりました。経験がないからと尻込みするより、自分が積み重ねてきたことに自信を持つことが大切だと思います。
電池の研究開発チームには学生時代からずっと電池を研究していた人もいますし、電池を構成する有機材料や無機材料それぞれの分野に詳しい人も揃っており、すごく恵まれた研究環境だと思います。メンバーそれぞれの担当部分の実験や評価の結果を持ち寄ってミーティングを開いたり、自分で手を動かしてみて初めてわかることもたくさんあり、日々学びながら開発を進めています。

