社員インタビュー
- 佐野 徹
- 2009年入社
東芝デバイス&ストレージ株式会社
デバイス&ストレージ研究開発センター
エンベデッドコア技術開発部
専攻:理工学部 情報工学科
画像認識用LSIに必要となるコア技術開発に携わっています。
私は次世代の画像認識用LSI に必要なコア技術の研究・開発を行っています。特に、画像認識処理を高速化するハードウェアアクセラレータの開発を担当しており、社内のソフトウェア開発チームやお客さまとの打ち合わせをしながら要求仕様書としてまとめています。規模が大きく、動作が複雑なアクセラレータを担当する場合には回路設計を担当することもあります。
要求仕様としてまとめる際には、お客さまや社内チームと打ち合わせをしますが、実装面積とのトレードオフとなることが多いので、なるべく数字として比較できるよう、日頃から見積もりに必要な情報を準備するようにしています。回路設計では、接続を間違えるバグを減らし、流用もできるようにするためにサブモジュール間のインターフェイスを統一するなど考慮をしています。
お客さま向けにアピールするためにデモ用サンプルコードを書いて画像として見せると、驚いてもらえたり、自分では気が付かなかった点を指摘してもらえたり、チップ実装前からフィードバックがもらえる点が面白いと感じます。
あまり担当の範囲に縛られず、必要であれば、ソフトウェア記述、論理合成、レイアウト、ボード設計などについても、専門の担当の人に積極的に話を聞いたり、マニュアルを調べたりしながら「まずはやってみる」ようにしています。
これまでも大規模なモジュール、チップを担当することが多かったですが、今後もそのようなモジュール開発時に第一に自分に仕事が回って来るように、技術を磨いていきたいと思います。