技術解説
トレンドの技術を東芝のスペシャリストたちが解説します。
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連載:
機器からの情報伝達での表現力を豊かにする東芝の音声合成技術
家電やカーナビゲーションをはじめ、音声を用いてユーザーに情報を伝えるコンシューマー向けの機器には、多種多様なものがあります。例えば、電車やバスの車内アナウンスや、スマートフォンアプリやゲームに登場するキャラクターのセリフ。これまでは、人が話した言葉を録音してさまざまな機器で音声を再生していましたが、近年は進化した音声合成の技術によって、人工的に作られた合成音声が利用される場面が増えています。東芝は、この音声合成技術に長年にわたり取り組んできました。より自然で質の高い音声を作り出すために、多くの基本技術を開発しています。ここでは、音声合成に関連する社会動向や東芝の技術の特長、製品開発の最前線、今後の世の中へ向けた展望などについて、3回の連載で解説します。
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連載:
効率性と信頼性を追求した産業用システム向けLinuxの技術革新
家電製品から社会インフラ向けの機器まで、産業領域においてLinuxを適用する範囲は急速に広がりました。ただその道のりは、決して平坦なものではありませんでした。東芝では長年にわたり、省電力や起動時間の短縮、リアルタイム制御などのさまざまな難題に対峙し、それらを克服しながら新しい価値を創出することで Linuxの進化に貢献してきました。現在では、長期保守や高信頼性、さらにはサイバーレジリエンス対応といった新たな課題も浮上し、技術者たちは日々革新を追求しています。この連載では、東芝が直面した数々の困難と、それを乗り越えるための取り組みを4回にわたってひも解いていきます。
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連載:
「サイバーレジリエンス」を実現する制御システムセキュリティ技術
(全4回)
昨今、ロシアによるウクライナへの侵攻や中東情勢などにより国際的な緊張が高まる中、サイバー攻撃に標的とされる範囲が、紛争の当事者だけでなく、その同盟国や支援者などへと広がっています。政府機関や医療機関、金融機関、製造のサプライチェーンを標的としたサイバー攻撃により引き起こされる社会インフラの機能停止や製品の供給不足といった事象は、人々の生活に甚大な影響を与えかねず、また社会問題へと発展する可能性があるものです。このようなことから、サイバーセキュリティは、企業において喫緊の経営課題といえます。ここでは、制御システムセキュリティをテーマに、その動向と、社会インフラや工場の制御システムに対するサイバーレジリエンスを高める東芝の取り組みについて、連載で解説します。
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連載:
生成AI最前線!技術のポイントから、ビジネス活用、そして未来に向けた展望を解説
(全3回)
世界中に衝撃が走った、OpenAIによるChatGPTの登場。その利用者数は、公開からわずか2日間で100万人に、2か月間で1億人に達するなど、歴史的にも類を見ないスピードで拡大を続けています。ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)が社会にもたらすインパクトの大きさを、AIの研究者や専門家だけでなく、世界中の企業や政治家、有識者たち、さらには一般の人々も含めて、驚きと関心を持って注視しています。生成AIによって、IT業界で何が起き、ビジネスや社会システムにどのような影響が出ているのか。そして、私たちの生活は生成AIによってどのように変わっていくのか。ここでは、生成AIの基盤である大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)にフォーカスし、技術的なポイント、ビジネスへの活用、未来に向けた展望を3回にわたって解説します。
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連載:
IoTが生み出す膨大な時系列データをリアルタイムに処理するデータ基盤技術
(全3回)
世の中のさまざまなモノへIoT(Internet of Things)の適用が広がる中、サイバーフィジカルシステム(CPS:Cyber Physical Systems)が注目されています。CPSとは、実世界(フィジカル空間)にあるIoTデバイスやセンサーから多種多様な情報を収集し、仮想世界(サイバー空間)で大規模データ処理技術などを駆使してリアルタイムに分析し、そこで創出した情報や価値を実世界に戻すことで、産業の活性化や社会問題の解決を目指す仕組みです。ここでは、CPSを実現するために必要となるデータ基盤技術と、そのコアとなる「データベース管理システム(DBMS:DataBase Management System)」について、3回にわたって解説します。
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連載:
複雑で膨大な選択肢から最適な解を短時間で導き出す量子インスパイアード最適化技術
変化の激しい世の中にあって、複雑化する課題の解決に取り組む社会や企業では、量子関連の技術が注目されています。量子現象を利用した本格的な量子コンピューターの実現には時間がかかると考えられている中で、東芝では、量子現象から着想を得た量子インスパイアード最適化技術に取り組んでいます。これは、膨大な選択肢の中から最適な解を導き出す「組合せ最適化」に対応する当社独自の技術で、既存のコンピューターを使って高精度な近似解(良解)を短時間で得られる量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」として提供しています。ここでは、量子インスパイアード最適化技術について、連載でご説明します。
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連載:
音情報の新たな活用の幅を拡げる「Soundimension 音像デザイン」
(全3回)
私たちの社会や生活において、情報伝達手段の一つとして音の活用が進み、情報のやり取りの自由度や利便性が向上しています。一方で、周囲にあふれる音情報は、音の混在や聴き疲れなどの課題を生み出しており、今後は、「音がどのように聴こえてくれば、人はより良い形で音を情報として活用できるのか」という視点が、いっそう重要となります。東芝は、「人にとって、より望ましい形で音を届ける」ことをコンセプトとした音響ソリューション「Soundimension 音像デザイン」を実現するための技術開発を進めており、「Soundimension 仮想音像」と「Soundimension 音場制御」を商品化しています※。このコンセプトと、想定される活用の場、これらのソリューションを支えるコア技術である「仮想音像技術」と「エリア音圧制御技術」について、3回にわたる連載で解説します。
※2023年度リリース予定を含みます
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連載:
デジタル社会にパラダイムシフトをもたらす「ブロックチェーン」
(全3回)
近年、注目を集めているビットコインやイーサリアム。これらはブロックチェーンを基盤技術に活用したサービスです。ブロックチェーン技術によって、仮想通貨やICO(Initial Coin Offering)、NFT(Non-Fungible Token)などの新しいトレンドが次々と生み出されています。一方でブロックチェーンは、従来の基盤技術の仕組みと考え方が異なり、多くの人にとってなじみの薄いものです。ここでは、そんなブロックチェーンの仕組みや技術、ビジネスへの適用について、3回にわたりご紹介します。
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連載:
デジタル社会の未来を守る
「量子暗号通信」
(全4回)
これからの社会や生活はよりネットワークに依存する時代となり、あらゆる情報を迅速かつ安全に送ることが求められます。一方で、圧倒的な計算能力を持つ量子コンピューターの登場により、暗号通信の安全性が脅かされつつあります。安全な暗号通信を行うために期待されているのが、量子力学の原理に基づき情報理論的に絶対に破られない「量子暗号通信」です。
東芝は、量子暗号通信の高速化や安定化を図る独自の技術開発を行い、世界をリードしています。この量子暗号通信技術について、連載で解説します。
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前後編:
アセット管理シェル
昨今、産業界においてサイバーフィジカルシステム(CPS)への注目度が高まっており、さまざまな設備や機器をつないで、そこから生成されるデータを活用して新たな価値をつくることが求められています。東芝グループは、データを生かし、価値あるインフラサービスをお客さまにご提供するため、現場の業務にデジタルを活用する世界の最新テクノロジーの動向を注視してきました。
ここでは、工場やプラントのスマート化を加速する「アセット管理シェル」とはどんなものなのか、そして東芝デジタルソリューションズにおけるアセット管理シェルへの取り組みを、前後編に分けて解説します。