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島田CDOインタビュー「CPSテクノロジー企業への挑戦」
2019年4月に株式会社東芝 最高デジタル責任者に就任した島田太郎氏に「CPSテクノロジー企業への挑戦」について話を聞いた。
DX、CPSとは、新しいビジネスモデルの創造
「サイバーフィジカルシステム(CPS)の非常に重要な点は、ビジネスモデルにあります。CPSの世界では、ネットワークエフェクトを活用した非常に幅広いビジネスモデルが展開されています。その領域に東芝が飛び込んでいくということであり、DX、CPSとは、新しいビジネスモデルの創造です。」
「東芝が長年に渡って築いてきた、フィジカル側の様々なお客さまとの接点を活用し、それをエクスパンドすることが、CPSだと考えています。フィジカル側にある様々な現象や情報を、サイバー側に転写することによって、他の会社には出来ないようなユニークなものを提供できると思っています。」
共創パートナーとエコシステムを創っていく
「サービスを提供していく上で非常に大事なのは、様々な方々と一緒に仕事をしていくことです。東芝だけで提供するのではなく、様々な方々と協力して、エコシステムを創っていきたいと思っています。これは、我々のお客さまやパートナーさまのみならず、従来、コンペティターと考えていたような人たちとも一緒にやっていくことが、非常に重要です。これらは、SDGsの考え方に基づいていまして、みんなが共存共栄できるような形で、エコシステムを提供することが、最も大切だと考えています。」
エネルギー領域においても徐々にビジネスを変えていく
「サービス実現の方法は、領域によって少しずつ違うと思っています。人のデータに関する領域は、今すぐ始めなければなりません。エネルギーや社会インフラのような、東芝が非常に強いフィジカル側のデータについても、今後必ず変わっていく領域です。しかし、今現在のシステムを維持しながら、徐々に変えていくということが、非常に重要だと考えています。」
「エネルギービジネスにおいて一番大切なことは、自然エネルギー化、クリーン化、CO2削減だと考えています。これは、サステナビリティを考える上で、最も重要な項目ではないかと思っています。」
オール東芝で連携し、皆さまと共にワクワクする未来を創ります
「エネルギーに関しては、単体で考えていては良くないのではないかと思っております。エネルギーだけではなく、様々なインフラ、ビルなど、そういったものと連携していくことが非常に重要です。」
「CPSとは、みんながつながる世界です。ユーザーやお客さま、パートナーさまなど、様々な方々と一緒に共存共栄出来るような世界を、CPSとしてつくっていきたい。ワクワクする未来のために、新たなビジネスモデルを開拓し、デジタルの世界で皆さまと一緒に成長を遂げていきたいと思っています。」
東芝はエネルギー・社会インフラ領域のCPSを牽引し、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献していきます。
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