生産技術センター

東芝の研究開発・技術

コア生産技術

回路・制御技術

社会インフラやパワエレ製品への事業貢献を目指し、設計・製造・評価技術を駆使してQCD(品質・コスト・納期)適正化を図ります。その実現に向けて、基盤技術として、実装基板設計・信頼性評価・モータ制御・磁気応用・電気回路・EMC技術の研究開発に取り組んでいます。

実装基板設計・電子部品技術

実装基板の設計業務を効率化するために、CADで作成した設計データに対してルールチェックやシミュレーションを行う独自ツールを開発し、東芝グループ各事業部で広く活用しています。また、基板に実装される電子部品の品質を確保するため、部品メーカの選定、製造性評価、長期信頼性評価といった各種評価技術の高度化にも取り組んでいます。

[イメージ] 実装基板設計・電子部品技術

信頼性設計・評価技術

基板に実装された電子部品は、長期間の使用により熱や振動などの影響で損傷します。品質リスクを低減するため、損傷に至る寿命を予測する技術や損傷の発生メカニズムを明確化する信頼性評価技術を開発しています。また、市場で発生した製品の損傷要因を特定する物理化学分析技術を有しています。これらの技術を高速化・高精度化するため、AIの開発にも取り組んでいます。

[イメージ] 信頼性設計・評価技術

モータ制御・磁気応用技術

モータ駆動システムや電力変換システムの高効率化・小型化と低コスト化を両立する新しい回路や制御アルゴリズムを開発しています。さらに、磁界・熱・構造解析を駆使した磁気回路設計と先進的な製造技術により、高性能な磁気応用製品を早期に具現化します。

[イメージ] モータ制御・磁気応用技術

電気回路・EMC技術

カーボンニュートラルの実現に向けて需要拡大するパワエレ製品において、電磁ノイズ問題による開発後戻りを抑制するため、ノイズ発生・伝搬の根本原理を解明する電磁ノイズ測定技術や、設計段階で電磁ノイズを予測し抑制方法を立案できる回路・電磁界シミュレーション技術を開発しています。

[イメージ] 電気回路・EMC技術