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研究開発

間嶋 義喜

MASHIMA YOSHIKI

2019年入社

所属:インフラシステム技術開発センター 自動化・画像応用システム開発部
専攻:工学研究科 情報工学専攻

技術と社会をつなぐ、
架け橋になる。


入社のきっかけ
研究を製品に育て、社会へ送り出そう。

私が研究職を志した原点には、ソフトウェア開発を仕事としていた父親の存在があったのだと思います。技術者だった父はいつも忙しく、家でも仕事をしているような人でした。多忙な父と少しでも関わりたかった私は、プログラミングを学ぶように。私にとってプログラミングは、父のお手伝いであり、父との遊びだったのかもしれません。当時の気持ちを持ったまま情報工学を学び、現在は研究職に就くことになりました。大学での研究や研究機関への就職ではなく、東芝で研究したいと思った理由は、研究成果と社会の課題をつなげる役割を担いたかったから。研究だけに留まらず製品を生み出し、製品によってお客様の課題や社会の課題を解決したいと望んでいました。

インタビュー画像1

現在の仕事内容
水処理の職人技は、自動化できるだろうか?

みなさんは、下水処理場で行われる水処理が「職人技」だということをご存知でしょうか。下水は、水中にいる生物の活動を通じて、きれいな水へと処理されます。ただし、ただ決まった工程で自動的に処理が行われているものでは、じつはないのです。人々のライフスタイルが変わったり、食生活が変わったり、さらには気候変動の影響を受けたり。そうすると下水の水質が大きく変わる。あるいはその時々流行している病気によって、下水に含まれる成分や生物の種類も変わっていきます。そこに対して行う処理を決定するのは、絶妙な勘所が必要となる、職人技なのです。一方で、日々人間が全ての調査・判断を行うのはかなりの労力がかかるもの。画像認識を応用することで、その判断を自動化できないかと試みているのが、私のいまの仕事です。水中に含まれる成分や生物を動画像の側面から解析し、AIが処理を判断。水処理の省力化や自動化を目指しています。

インタビュー画像2

仕事の難しさ・やりがい
価値ある技術を、私自身が育てていく。

研究職は、面白さと難しさが表裏一体だと感じることがよくあります。面白さで言えば、積み上げた研究成果を様々な事業へと応用可能な点です。例を挙げると、より高い画像認識技術を生み出すことができれば、技術の育て方次第で、鉄道事業に応用することもできるし、水処理事業に活かすこともできるのです。そういった点が、私の知的好奇心を満たしてくれると感じています。しかしそれは一方で、基礎的な技術だけでは世の中から価値を理解されにくいということでもあるでしょう。極端な言い方をすると、技術の種だけでは「何の役に立つの?」となってしまう。生まれた技術を、お客様の課題に合わせて、あるいは社会の課題に合わせて。購入や投資していただけるよう、具体的なものへ育てていかなければならないと感じます。技術と社会の架け橋になれるように。それが、私の使命なのかもしれません。

インタビュー画像3

若手の休日
離れた家族とも、新しいコミュニケーションの形で。

コロナ禍では、なかなか帰省が難しいため、最近は実家へ「オンライン帰省」をよくしています。オンラインで話したり、手紙やプレゼントをよく送ったりするようになりました。状況が変わると難しいことも出てきますが、新しい楽しみ方も見つかるように思います。それから、普段のお休みは家で技術書を読んだり調べ物をして過ごすことも多いです。半分仕事みたいですが(笑)。そういった自己研鑽も、好きなことのひとつなんでしょうね。

※掲載内容は取材当時のものです。

インタビュー画像5

ある日の
タイムスケジュール

8:00

8:00 出勤

メールやスケジュールを確認した後、各案件の目標達成に向けて必要な業務量や時間を簡単に見積もります。これを習慣化し、急な業務にも対応できるように努めています。

9:00

9:00 実験・打ち合わせ

研究開発職ということもあって、実験に必要なソフトウェアやアルゴリズムの開発を行うことが多いです。目標達成に向けて輪講会や教育で学んだ手法や練り上げたアイデアを実装します。また、打ち合わせに必要な資料の作成・修正も行います。

12:00

12:00 ランチタイム

テレワークが推奨されているため、自宅で食事を取ることが増えました。午後の業務に備えて20分程度の仮眠を取ることもあります。

13:00

13:00 実験・打ち合わせ

準備してきたソフトウェアやツールを用いて実験を行います。数時間で終了することもあれば数日かかることもあり、締め切りを意識した計画性が求められます。また進捗報告や技術共有などの打ち合わせも多いため、実験を行いつつ打ち合わせに参加することもあります。

17:00

17:00 退勤

1日の業務内容を振り返り、求められる成果に必要な業務量と次の日の予定を確認します。定時で退社できた日は、趣味を楽しんでいます。

間嶋 義喜タイムスケジュール画像1
間嶋 義喜タイムスケジュール画像2