よくあるお問い合わせ(FAQ)

シーケンスコントローラ S2T

コンピュータリンクはホストコンピュータ(表示器を含む)とコントローラとの間を、専用のプロトコルによってデータの受け渡しを行なう機能です。

(1)RS-485 (2)RS-232C (3)Ethernet (4)TOSLINE-S20 の接続形態があります。PU662T、PU672Tともすべての形態でのコンピュータリンク接続が可能です。

  • 1. 電源はVシリーズ専用の電源モジュールを使用してください。それ以外の電源を使用しますと、誤動作、故障の原因となります。
  • 2. 空調機や複写機など、高い消費電力を要したり、ノイズを発生する機器の電源は、同じコンセントからとらないで下さい。

S2Tを使用して二重化構成を行なうことはできません。またS2Tでは伝送路の二重化も行なえませんので、伝送モジュールはシングルタイプのものを使用してください。CPU、伝送路の二重化構成を行なう場合には統合コントローラVシリーズ 中・小規模シリーズ(model 2000)もしくは大規模シリーズ(model 3000)をご検討してください。

  • 1. プログラムツールが違います
    Sモジュールでは統合コントローラ エンジニアリングツールを使用しますが、S2TではプログラムツールT-PDSを使用します。 T-PDSは弊社コントローラ「PROSEC Tシリーズ」用のプログラムツールです。
  • 2. S、Lモジュールとのマルチホスト構成が行なえません
    S2Tは1ユニットに複数のCPUモジュールを実装することはできません。さらにSモジュール、Lモジュールとのマルチホスト構成も行なえません。ただし、Cモジュールとのマルチホスト構成は行なえます。
  • 1. ファイルレジスタによるアクセス
    S2T制御パラメータの格納、フィールド収集データ格納など行なうファイルレジスタを用意しています。このファイルレジスタを使用して、Cモジュールのデータを最大1KWの読出しまたは書込みができます(読出しと書込みを両方行なう場合は最大512Wずつとなります)。プログラムで少し設定を行なうだけで簡単にデータのアクセスが可能となります。
  • 2. XFER命令によるアクセス
    ファイルレジスタで指定した範囲以外のデータのアクセスを行なうにはXFER命令を使います。

    詳しくは「シーケンスコントローラ S2T 機能説明書」(6E8C4121)をご覧下さい。

S2Tに対応しているバージョンはV2.14からとなります。
V2.14より前のバージョンでは、S2Tと接続してオンラインの作業は行なえますが、オフラインの作業時にS2Tで使用するI/Oモジュールが選択できません。

従来はI/O信号やシリアル通信レベルでデータの受け渡しを行なうのが一般的でしたが、現在はさまざまなオープンネットワークが普及しており、より高速・大容量のデータ交換ができるようになりました。
統合コントローラではEthernet、FL-net、DeviceNetといったオープンネットワークをサポートしています。他社コントローラがこれらのネットワークをサポートしていれば容易に接続が行なえます。

弊社製コントローラ PROSEC Tシリーズをサポートしている表示器であればシリアル通信(RS-232C、RS485)またはEthernetで接続できます。

CPUモジュール、伝送モジュール、パラレルI/Oモジュールにより実装できる位置が決まっています。またI/Oモジュールの中でも実装位置に制限のあるモジュールがあります。詳細は「モジュール実装位置 シーケンスコントローラ S2T」をご覧下さい。また、耐ノイズ性上、弱電系I/Oと強電系I/Oを分離配置することをお勧めします。

CPUモジュールにはメモリの停電バックアップのためリチウムバッテリを搭載しています。万一のバッテリ切れを防止するため、2年毎にバッテリ交換を行なってください。

交換周期は電源遮断回数500回または3年のいずれか短い方となります。

通常S2Tモジュールはバッテリを搭載し、プログラムをバッテリバックアップしていますが、標準でフラッシュメモリー(以下FROM)を内蔵しており、プログラムをFROMに格納しておけばバッテリなしでの運転も可能です。ただし連続的に変化するデータのバックアップやカレンダ機能を使用する場合はバッテリが必要です。

最大2048点(64点I/Oモジュール使用時)。

全ての拡張I/Oユニットに電源モジュールが必要です。

活線で着脱することはできません。

電源断の判定はモジュール内部5Vの電圧低下で検出し、これが規定値以下となるとシャットダウン動作を行います。従って、瞬停が発生した時にシャットダウンとなるか運転継続するかは、瞬停の継続時間と内部5V電源の負荷状態によります。内部5V電源が最大負荷状態での運転継続可能な瞬停時間は10msです。また、シャットダウン後に復電した時には、通常の起動時と同様にイニシャライズ起動となります。なお、瞬停継続機能を選択したときには、2秒以内の瞬停であればイニシャライズせずに継続データで運転を再開します。

パラレルI/Oは、運転停止時/電源断時/エラー発生時は、出力は全てOFFとなります。従って出力OFFでフェイルセーフとなるようにシステムを構成して下さい。
なお、非常停止回路や重要なインタロック回路は、コントローラの外部で構成するようにして下さい。

実行中にプログラム変更は可能です。なお、実行中に変更できるのはRAM上のプログラムであり、実行中にFlashMemory(FROM)に書き込むことはできません。従って、実行中プログラム変更を行ったら、電源を落とす前に運転停止状態でFROMへの書き込みを行って下さい。

model 2000のイーサネットモジュールEN611, EN631, EN651を使用しイーサネット通信を行います。イーサネットモジュールに設定するIPアドレスなどは、イーサネットモジュール設定ツールで設定します。

コントローラの動作が異常なときには、まずCPUモジュール上のRUNのランプ(LED)の点灯状態を確認して下さい。RUN LEDが点灯している時は運転状態、RUN LEDが消灯している時は停止またはエラーダウン状態です。
次にT-PDSを接続して、RUN LEDが消灯している時にはイベント履歴を確認して下さい。
RUN LEDが点灯している時には、プログラマのモニタ機能で、入出力状態やプログラム実行状態を確認して下さい。

プログラムメモリとしてRAMの他にFlash Memory(以下FROM)を標準内蔵しており、運転開始時(RUN起動時)にFROMの内容がRAMにコピーされます。これは、万一過大なノイズなどでRAMの内容が壊れたときでも、バックアップFROMによってすぐに復旧できるようにするためです。
ところが、この内蔵FROMのために、運転開始時にプログラムが消えてしまうという現象が起こり得ます。これは、RAMにプログラムを書き込んだ後、FROMへの書き込みを行っていないために起こるものです。つまり、次回運転開始時に空のFROMの内容がRAMに上書きされてしまうということです。
これを防ぐためには、プログラムを作成/変更したら、電源を切る前に必ずFROMへの書き込みを行うようにして下さい。
または、RAM/ROM切り替えスイッチを、頻繁にプログラム変更が行われるデバッグ/試運転時には、このスイッチをRAM側にしておいて下さい。こうするとFROMからRAMへのプログラム転送は行われません。ただし、実稼動に入る際には、FROMへの書き込みを行って、RAM/ROMスイッチをROM側にするようにして下さい。