より多くの患者様を治療していただくために

患者様が治療室に入室してから退室するまでの"治療室占有時間"のなかでもっとも大きな割合を占めるのは"位置決め時間"です（図参照）。 そこで東芝は、自社製の位置決めシステムを導入することで位置決め時間を大幅に短縮しました。 さらに、３次元高速スキャニング照射との組合せにより、 治療室占有時間は従来の半分以下にまで短縮することが可能となりました。（当社設計比）

位置決めシステム

位置決めシステムは、患者様の身体の位置を治療計画と同じ状態に調整します。 東芝の位置決めシステムでは、治療計画CT画像から作成した参照画像と、治療室のＸ線画像とのずれ量を自動的に計算し、その補正値にしたがって治療台位置を調整します。 高精度かつ迅速な位置決めが実現され、治療時間が短縮し、患者様の負担が軽減されます。

ロボットアーム型の治療台

東芝製の治療台は、７軸の多関節アームを有し、スムーズかつスピーディな動作が特長です。 患者様に安心いただけるよう、身体面と精神面に配慮したデザインとなっています。また、医療スタッフの皆様が操作しやすい設計です。