将来に向けて
さらなる技術開発で、重粒子線治療装置の普及に貢献します
これからも東芝は、患者様とお客様に新たな価値を提供できるようイノベーションを生み出す努力を続けていきます。
さらなる小型化への取り組み
これまで、巨大であった重粒子線がん治療用回転ガントリーに超伝導技術を取り入れることによって、大幅な小型化に成功し放医研に納入しました。 一方、従来のスキャニング照射装置はサイズが9mもあるため、回転ガントリーをさらに小さくすることができないという課題が依然として残っていました。 私たちは、放医研との共同研究を経て、スキャニング照射装置を3.5mにまで短縮することに成功しました。 こうして飛躍的に小型化されたスキャニング照射装置と東芝の超伝導技術を採用することで、放医研向け初号機の回転ガントリーと比較し、約40%のサイズ低減が見込まれます。 世界最小の回転ガントリーを実現させ、次世代型重粒子線治療装置への適用を目指します。