よくあるお問い合わせ(FAQ)

nvシリーズ:「navigate, navigation」から2文字をピックアップして「nv」と名付けました。「新しい時代に向けて制御システムの方向性をナビゲートするようなコントローラ」という意味を込めています。

温度・圧力・流量等のアナログ値や、電気・スイッチのON/OFF等のデジタル値を入出力するモジュールを、高速なシリアル回線でコントローラと接続するシステムです。各モジュールからの入出力データをコントローラに送ったり、受けたりするシステムを構築します。

「計装のオンラインメンテナンス(活線着脱等)」と「電気制御の高速性」の両立を図りながら、高い信頼性を実現しています。ループ伝送は一本に送信線・受信線が入っており、二重になっていますが、それをさらに二重化した構成にすることが出来ます。四重の回線により、最大3箇所断線しても継続して通信ができる仕組みを持っています。

紙・パルプ、石油・化学、鉄鋼・金属、上下水道、廃棄物処理システムなどの計装分野だけでなく、電気制御分野および電力分野の監視・制御システムにも適用することができます。

従来製品は、統合コントローラVシリーズになります。
ユニファイドコントローラnvシリーズtype1は、統合コントローラVシリーズmodel3000のS3モジュールの後継機種にあたります。また、type2は、同様にL3モジュールの後継機種に相当します。なおtype2はL3同様に統合制御システムCIEMAC-DSのオペレータステーションOIS-DSで監視が可能です。

ユニファイドコントローラでは、各I/Oユニットを接続するフィールドネットワークとして、100Mbpsのループ二重化構成が可能なシステム「TC-net I/O」を装備したことが最大の特長です(業界初)。また、コントローラの演算性能も従来と比較して約2倍に向上しています。

ユーザアプリケーションを作成するエンジニアリングツールは、従来コントローラと同じツールを使用します。したがって、アプリケーションプログラムのレベルで互換性があります。また、従来コントローラとはEthernetで接続可能ですので、新旧のコントローラが混在したシステム構成が可能です。

統合コントローラVシリーズ、CIEMAC-DSからの制御システムアーキテクチャは変わりません。

順次、新製品に置き換わっていく予定です。現行製品の販売・サポートに関しては、随時ホームページ上などで公開していきます。

主な販売市場は国内になりますが、海外には現地法人および技術契約を結んだ代理店を経由して販売する予定です。

LD(ラダー・ダイアグラム)、FBD(ファンクション・ブロック・ダイアグラム)、SFC(シーケンシャル・フロー・チャート)、IL(インストラクションリスト)、ST(ストラクチャードテキスト)の5言語です。

国際標準言語として主にPLCで普及しつつあり、今後のグローバルマーケットでは必須の言語です。計装制御で使用されている機能モジュール(機能の固まりを定義したモジュール)はFBDで実現します。
ハードウェアに依存しない共通の言語のため、開発したアプリケーションの再利用が容易です。

次のとおりです。

  1. オブジェクト指向による高生産性、高品質プログラム環境 (ローカル/グローバル変数、カプセル化、部品化、ユーザ定義ファンクションブロック)
  2. 複数作業者によるコンカレントエンジニアリング環境
  3. 遠隔でのリモートエンジニアリング環境
  4. 高度なデバッグ・メンテナンス機能 (クロスレファレンス機能、オンライン変更機能、変更影響表示、監視画面でのプログラム表示)

ネットワーク上の各ステーションのデータを高速に受け渡し可能なスキャン伝送機能を有しています。データ伝送周期を1msから0.1ms単位で指定することができます。主に、コントローラ間の高速伝送に利用されます。

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