消費生活用製品安全法に基づく事故報告 2020年度公表

この事故報告は、「東芝グループ製品安全に関する基本方針」により公表するものです。
掲載の内容は、速報段階のものであり、今後の追加情報、調査進展等により変更される可能性があります。
「重大製品事故」とは消費生活用製品安全法に規定された下記の事故です。

  1. 死亡事故
  2. 重傷病事故(治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病)又は後遺障害事故
  3. 一酸化炭素中毒事故
  4. 火災(消防が火災として確認したもの)

重大製品事故情報一覧

(1)製品起因が疑われる事故

-----事故
発生日
製品名 機種型式 製品事故に関する情報 事業者名 事故発生
都道府県
管理番号
事故内容 関連情報
2020年
12月28日
エアコン(室外機) HAS-A502T4 当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。
調査の結果、当該製品は、ノイズフィルターのタブ端子と内部コイルのリード線接続部で接触不良が発生して異常発熱し、内部のコンデンサーを焼損したものと推定されるが、焼損が著しく、接触不良が生じた原因の特定には至らなかった。
----- 東芝キヤリア(株) 埼玉県 A202000779
2020年
8月3日
換気扇 VFB-10A 当該製品を使用中、当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。
当該製品は、長期使用(45年)により、モーター用コンデンサーの絶縁性能が低下し、出火したものと推定される。
取扱説明書には長期使用の注意喚起として、次の項目に該当する場合は使用を中止し、故障や事故防止のため、必ず販売店に点検・修理を依頼するよう記載している。
(1) スイッチを入れても羽根が回転しない。
(2) 回転が遅かったり不規則である。
(3) 運転中に異常音や振動がある。
(4) 焦げ臭いにおいがする。
(5) シャッターが開かない。
https://www.toshiba-carrier.co.jp/products/fan/news/2009/1028.htm 東京芝浦電気(株)(現 東芝キヤリア(株)) 山形県 A202000497
2020年
6月14日
照明器具 IP-6206R

当該製品を焼損する火災が発生した。

当該製品は、長期使用(47年)により、電源コードの被覆及び芯線に繰返しねじれ応力が加わって短絡し、出火したものと推定される。

-----
東芝電気器具(株)(現 東芝ライテック(株)) 広島県 A202000242
-----事故
発生日
製品名 機種型式 製品事故に関する情報 事業者名 事故発生
都道府県
管理番号
事故内容 関連情報
2020年
12月28日
エアコン(室外機) HAS-A502T4 当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。
調査の結果、当該製品は、ノイズフィルターのタブ端子と内部コイルのリード線接続部で接触不良が発生して異常発熱し、内部のコンデンサーを焼損したものと推定されるが、焼損が著しく、接触不良が生じた原因の特定には至らなかった。
----- 東芝キヤリア(株) 埼玉県 A202000779
2020年
8月3日
換気扇 VFB-10A 当該製品を使用中、当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。
当該製品は、長期使用(45年)により、モーター用コンデンサーの絶縁性能が低下し、出火したものと推定される。
取扱説明書には長期使用の注意喚起として、次の項目に該当する場合は使用を中止し、故障や事故防止のため、必ず販売店に点検・修理を依頼するよう記載している。
(1) スイッチを入れても羽根が回転しない。
(2) 回転が遅かったり不規則である。
(3) 運転中に異常音や振動がある。
(4) 焦げ臭いにおいがする。
(5) シャッターが開かない。
https://www.toshiba-carrier.co.jp/products/fan/news/2009/1028.htm 東京芝浦電気(株)(現 東芝キヤリア(株)) 山形県 A202000497
2020年
6月14日
照明器具 IP-6206R

当該製品を焼損する火災が発生した。

当該製品は、長期使用(47年)により、電源コードの被覆及び芯線に繰返しねじれ応力が加わって短絡し、出火したものと推定される。

-----
東芝電気器具(株)(現 東芝ライテック(株)) 広島県 A202000242

 

(2)製品起因か否かが特定できていない事故

事故
発生日
製品名 機種型式 製品事故に関する情報 事業者名 事故発生
都道府県
管理番号
事故内容 関連情報
2020年
8月25日
延長コード DH8042

当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

調査の結果、

○当該製品には、普段、電気スタンドのみ接続しており、事故発生時、電気スタンドのスイッチはオフであった。

○当該製品の電源プラグは、絶縁樹脂が焼失し、栓刃がカシメ部で溶断してカシメ部が欠損していたが、残存する栓刃に変形、著しい損傷及び刃受金具との接触部のスパーク痕は認められなかった。

○電源コード芯線は電源プラグの接続部まで残存し、溶融痕は認められなかったが、絶縁被覆には硬化が認められた。

○使用者は、当該製品を約15年前から使用し、電源プラグを普段抜き差ししていなかったが、それ以前の使用状況は不明であった。

○当該製品は、44年以上前に販売されていたものであった。

●当該製品は、電源プラグ内部で接触不良が生じて発熱し、絶縁樹脂が炭化して絶縁性能が低下し短絡して出火に至ったものと推定されるが、詳細な使用状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

 

 

----- 進興電器(株)(現 センタック(株)) 神奈川県 A202000419
事故
発生日
製品名 機種型式 製品事故に関する情報 事業者名 事故発生
都道府県
管理番号
事故内容 関連情報
2020年
8月25日
延長コード DH8042

当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

調査の結果、

○当該製品には、普段、電気スタンドのみ接続しており、事故発生時、電気スタンドのスイッチはオフであった。

○当該製品の電源プラグは、絶縁樹脂が焼失し、栓刃がカシメ部で溶断してカシメ部が欠損していたが、残存する栓刃に変形、著しい損傷及び刃受金具との接触部のスパーク痕は認められなかった。

○電源コード芯線は電源プラグの接続部まで残存し、溶融痕は認められなかったが、絶縁被覆には硬化が認められた。

○使用者は、当該製品を約15年前から使用し、電源プラグを普段抜き差ししていなかったが、それ以前の使用状況は不明であった。

○当該製品は、44年以上前に販売されていたものであった。

●当該製品は、電源プラグ内部で接触不良が生じて発熱し、絶縁樹脂が炭化して絶縁性能が低下し短絡して出火に至ったものと推定されるが、詳細な使用状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

 

 

----- 進興電器(株)(現 センタック(株)) 神奈川県 A202000419