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デザイナーの声

小川晃志小川晃志

Koji Ogawa 小川晃志
コミュニケーションデザイナー 2015年入社

デザイナーになろうとしたきっかけを
教えて下さい。

私はもともと街づくりに興味があり、建築や土木、景観を学ぼうと考えていました。しかし、デザイナーという職業が地域振興や街づくりに欠かせない存在であると知り、興味を持ちました。 大学で専攻したのはサービスデザインという領域です。社会が必要とする課題や要望を理解し、ビジネスに落とし込むためにはサービスデザインが必要です。 私は大学院でフィンランドのアアルト大学に留学したのですが、サービスデザインの実例としてヘルシンキの公共交通システムが印象に残っています。老若男女が快適に移動するためのサービスが違和感なくデザインされていると感じました。

デザイナーになろうとした
きっかけを教えて下さい。

私はもともと街づくりに興味があり、建築や土木、景観を学ぼうと考えていました。しかし、デザイナーという職業が地域振興や街づくりに欠かせない存在であると知り、興味を持ちました。 大学で専攻したのはサービスデザインという領域です。社会が必要とする課題や要望を理解し、ビジネスに落とし込むためにはサービスデザインが必要です。 私は大学院でフィンランドのアアルト大学に留学したのですが、サービスデザインの実例としてヘルシンキの公共交通システムが印象に残っています。老若男女が快適に移動するためのサービスが違和感なくデザインされていると感じました。


現在の仕事は?(業務内容)

水素エネルギーの社会受容を目的としたコミュニケーションデザインが主な仕事です。
東芝のエネルギーソリューションが提供する価値を顧客に伝えるためには何をすべきか、あるいはそれが社会に受け入れてもらえるためにどうすべきかを考えます。 東芝の水素事業と顧客の関係を客観的な視点で捉え、それぞれに最適と思われる手段で計画を立て、デザインをしています。認知拡大を目的とした新聞広告もそのひとつです。

現在の仕事は?(業務内容)
現在の仕事は?(業務内容)

展示会や博覧会といった顧客と繋がる場のデザインも担当しています。2017年にカザフスタンで開催されたアスタナ万博では、水素エネルギーの認知拡大を目的としてVRを使った展示をデザインしました。世界中の人々に、水素エネルギーについて伝えるべき内容を整理し、VRでどうやって表現するかを考え、具体的にデザインに落とし込みました。

東芝の水素事業のブランド価値を高めるための活動も行っています。 例えば大学と連携して、水素エネルギーの新たな活用法や未来について、学生と一緒に考える取り組みを行っています。また、東芝の製品をモチーフにしたカステラを作り、顧客にお配りするなどの試みも行いました。

現在の仕事は?(業務内容)

今の業務はデザイナーでもあり、広告代理店の業務でもあります。水素エネルギーのコミュニケーションデザインは、広告代理店とデザイナーの領分を半ば侵食して一緒にやっているのが特徴です。
その事例が福島県浪江町において、再生可能エネルギーを利用した世界有数の水素製造装置を備えた水素エネルギーシステム「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)※1」のコミュニケーションデザインです。NEDO※2の受託事業※3として2020年の竣工に向け建設が進められています。現在、官民が連携して認知普及に取り組んでいます。
私の役割はFH2Rの名称やロゴ、映像、展示のデザイン制作など多岐に渡ります。FH2Rが社会に受け入れられるための施策を考え、デザインするだけではなく、運用のためのガイドラインを策定するなど、ルールづくりも行っています。

※1 FH2R:Fukushima Hydrogen Energy Research Field
※2 NEDO:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
※3委託事業:名称:水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発/再エネ利用水素システムの事業モデル構築と大規模実証に係る技術開発

“見えないものを形づくる
デザイン”

水素は見えないし触れません。匂いもない。そんな水素が私たちの暮らしを支える未来を人々に魅せる。見せるだけではなく魅力的に伝える。 人が快適に暮らす社会を水素エネルギーで実現させることが私の仕事です。とても難しいことですが、デザイナーとしてやりがいがあります。

見えないものを形づくるデザイン

今後の取り組みや、目標を聞かせて下さい。小川晃志

今後の取り組みや、
目標を聞かせて下さい。

今後の取り組みや、目標を聞かせて下さい。小川晃志

水素エネルギーが地域社会や住民の理解を得て受け入れられるにはまだ時間がかかるかもしれません。そのため地域社会を築くために協働性を大切にしています。私は協働について学ぶため青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムを履修しました。今後は学びを活かし、協働することで、水素社会を実現させたいですね。

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