- DESIGNERS 魏 彤舲:DESIGNERS デザイナーの声
DESIGNERS
デザイナーの声
- Wei Tongling
魏 彤舲
(ギ トウレイ) - サービスデザイナー
2016年入社
デザイナーになろうとしたきっかけを
教えて下さい。
中国出身の私は、小さい頃に父親が買ってくれた日本の漫画に一目惚れしました。たった1本のペンからキャラクターを生み出し、新しいストーリーを語り、人を楽しませ感動させることができる。漫画をきっかけにして絵を描くことが好きになりましたが、まだ何かが足りない気がしました。それに対してデザインには、課題を解決したり何かを生み出すことで社会に貢献することができると思い、大学ではデザインを専攻しました。
中国の大学ではメディアデザインを学びましたが、ビジュアルを作るスキルアップが中心なので物足りなさを感じていました。
私はもう少し深い領域でのデザイン思考、どのように課題を解決して新しいサービスを作っていくかに興味があったので、日本の大学院でデザイン思考やユーザーインターフェイス・ユーザーエクスペリエンスを学び、人と機械の間にどのようなインタラクションの設定をするのが効果的なのかを研究していました。
デザイナーになろうとした
きっかけを教えて下さい。
中国出身の私は、小さい頃に父親が買ってくれた日本の漫画に一目惚れしました。たった1本のペンからキャラクターを生み出し、新しいストーリーを語り、人を楽しませ感動させることができる。漫画をきっかけにして絵を描くことが好きになりましたが、まだ何かが足りない気がしました。それに対してデザインには、課題を解決したり何かを生み出すことで社会に貢献することができると思い、大学ではデザインを専攻しました。中国の大学ではメディアデザインを学びましたが、ビジュアルを作るスキルアップが中心なので物足りなさを感じていました。
私はもう少し深い領域でのデザイン思考、どのように課題を解決して新しいサービスを作っていくかに興味があったので、日本の大学院でデザイン思考やユーザーインターフェイス・ユーザーエクスペリエンスを学び、人と機械の間にどのようなインタラクションの設定をするのが効果的なのかを研究していました。
現在の仕事は?(業務内容)
私の所属している戦略デザイン部門にはいくつかのミッションがありますが、現在担当しているのは新規事業のアイデアを考えて事業を生み出し、社内の事業につなげることです。視野を広げ、最新のトレンドをキャッチするため、海外国内問わず様々なイベントやセミナーに行っています。アイデアソンやハッカソンにも参加して人脈も形成し、その後考えたアイデアを形にして外部のベンチャー企業や自治体と連携して何か新しいことを生み出そうとしています。


世界2大スタートアップイベントの一つ
と称されるSlushに参加
その1つが、Manhoo!というサービスです。 これは、単純に言うとマンホールを探して集めて楽しむアプリです。日本のマンホールは地域によってデザインが違うのですが、中国にはそのような面白いデザインのマンホールはないんですよ。検索してみるとマンホーラーと呼ばれるコアなファンの方がいまして、その楽しみ方としては珍しいマンホールを探して写真に撮って集めるんです。
さらに検索してみると日本のマンホールに魅力を感じている海外の方も多い。この楽しみ方を海外の方と共有して、単純にマンホールを集めるだけでなく、それを今後データ化していくことを考えています。マンホールは公共財なので直接情報は載せられませんが、アプリに情報を載せることで観光資源にもなれると思います。
地域活性化アプリ Manhoo!
“日本(地元)の魅力を
再発見するデザイン”

例えばインバウンドの方がマンホールを集めると同時に、そこで地方の魅力を知ることができるような仕組みをこのアプリで何かできないか、ベンチャー企業の方と一緒に取り組んでいます。私自身が日本の文化が大好きなので、それをインバウンドの方や海外の方に伝えたいという思いもあります。東京や京都だけでなく、それぞれの地元にも日本の魅力あることを知ってもらいたいです。

横浜市のイベントでManhoo!を紹介
実際の下水道事業では、マンホールの位置を紙のデータで統計している場合が多いようです。今後はデジタル化して保存する必要があるのですが、大変な労力がかかります。そこでインバウンドの方やマンホーラーの方が楽しみながらデータを集めているのを活用できるかもしれません。今はその接点を探っているところです。エンターテインメントとしてユーザーはManhoo!アプリを使って楽しみながらマンホールを集めると同時に、社会貢献にもなる。自治体とマンホールに興味を持った方がWin Winの関係になることが理想です。
今後の取り組みや、
目標を聞かせて下さい。

全部を見渡してもっと上手くできて、もっと自分のやりたいことを形にできたらいいなと思います。新しい価値を発見して、それをみんなで共有したり発展させて行くようなデザインをしたいです。新しいことを発見してみんなが楽しむと同時に、それを実際の社会貢献に繋げていきたい。それができたらすごく嬉しいし、今後もすごく大事なところかなと思います。
※デザイン領域は、インタビュー当時のものです。