小型組込み産業用コンピュータ CP30 model 300
RAS機能概要

産業用コンピュータ CP30 model 300 RAS機能概要 イメージ

診断・監視機能

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診断・監視機能
システムメモリ監視 システムメモリのマルチビットエラーを検知し、強制リセットを実行
ウォッチドッグタイマ(WDT)監視(※1) システム起動時の停滞やシステム稼働中のソフトウェアの暴走を検知し、自動的に再起動を実行
電源電圧低下検出 動作中に供給電源電圧が低下したことを検知
CMOSバッテリ電圧低下検出 CMOSバッテリの電圧が低下したことを検知
OSシャットダウン用バッテリ(オプション)状態検出 OSシャットダウン用バッテリの状態を検出し、異常時に通知
内部温度上昇検出 本体内温度が許容値を超えたことを検知し、温度異常として通知
CPU温度上昇検出 CPU温度が許容値を超えたことを検知し、温度異常として通知

運用機能

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運用機能
ソフトウェア電源オフ(シャットダウン) パワーボタンの押下により、OSの自動シャットダウン後に電源をオフする
ディジタル入出力
(DI/DOインタフェース)(オプション)
外部ディジタル信号(ディジタル入力4点、ディジタル出力4点)(入力は割り込み信号指定可能)
リモート入力1点(※2)
リモートイニシャライズ:外部信号によりOSの自動シャットダウン後、再起動
リモートパワー オン/オフ:外部信号により電源をON / OS自動シャットダウン後に電源をオフする
RASメモリへの情報保存 起動時、動作中、停止時の情報をRASメモリ(バッテリバックアップの不揮発メモリ)へ保存
障害発生時のDO通知機能(※1※3)
本体内部の電圧低下(Power-Good)やウォッチドッグタイマ(WDT)タイムアウト監視について監視状態をDOに通知することが可能
電源切り替え 電源遮断時に、OSシャットダウン用バッテリ(オプション)によるバックアップ電源に自動切り替えを行う

インタフェース機能

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インタフェース機能
RAS API(アプリケーションプログラムインタフェース)の提供 アプリケーションプログラムでRAS異常検知・状態変化通知・状態入出力を行うためのAPIを提供
東芝RASウィンドウ システム監視状態の表示、RAS機能の動作設定を行うGUIツール
シミュレーション機能 アプリケーションプログラムのテスト用に温度、CMOSバッテリ、DI/DOについてシミュレーションが可能
異常警報出力機能(※1) プログラムレスで温度の監視異常をDO出力、サウンド出力、POWERランプ色に割り付けが可能

寿命部品の累積使用時間

監視機能(※1)

設定された寿命部品の累積使用時間を監視し、イベントログに記録
内部温度トレンド表示機能(※1) 設定されたサンプリング周期で、リアルタイムに温度情報をトレンドグラフ表示することが可能
  • ※1 本機能は出荷時デフォルト設定は無効の設定となっております。ご使用の際は本体付属の各取扱説明書をご参照ください。
  • ※2 リモートイニシャライズまたは、リモートパワーON/OFFのどちらかの設定を選択できます。
    出荷時デフォルト設定はリモートイニシャライズです。
  • ※3 本体内部電圧監視、WDT監視の外部DO通知動作は以下のとおりです。

本体内部電圧監視、WDT監視の外部DO通知動作一覧表

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本体内部電圧監視、WDT監視の外部DO通知動作一覧表
監視項目 ステータス DO 0番 DO 1番
本体内部電圧 正常 出力(ON) -
電圧低下発生 出力停止(OFF) -
WDT タイムアウト監視中 - 出力(ON)
タイムアウト発生 - 出力停止(OFF)

この障害発生時のDO通知機能を使用するには、メインボード上のジャンパ設定を有効にする必要があります。(出荷時設定は無効となっており、自動的に上記表のようなDO出力動作は行われません。)

注) DO出力回路側に、外部供給電源(DC5~24V)が必要です。この場合、アプリケーションプログラムからのDO出力はDO0番、DO1番に対しては禁止状態となります。