製品の主な特長
- XeonプロセッサL5518( 2.13 GHz) Quad Core搭載
- 最大メモリ容量:12GB(2CPU時)
- マルチプロセッサ対応(1~2プロセッサ)
- RAID 1/10/5対応
- 冗長電源(オプション)
- 長期保守「ロングライフ対応」選択可
最新アーキテクチャによる高速・大容量処理
Intelサーバ向け Xeon プロセッサ L5518(2.13GHz) Quad Core、高速メモリDDR3-1066 SDRAM、高速I/OバスPCI-Express、HDDインタフェースにSAS(Serial Attached SCSI)インタフェース HDDなどの最新アーキテクチャを採用し、高速・大容量のデータ処理を実現いたします。
24時間連続稼働を前提とした設計
24時間連続稼働を前提として、高信頼・長寿命部品を採用し、ディレーティングを考慮したハードウェア設計を行っております。また、部品レベルでの単品試験を行った上で、お客様出荷構成での機能試験・製品仕様(5℃~40℃)を満たす、温度試験を全出荷品で行い、高い品質を保っております。
製品の長期間供給
FS5000Sシリーズは、販売開始後5年間(2010年12月~2015年12月まで)の製品供給、製造終了後7年間(2022年12月まで)の保守で、長期の製品供給と保守対応を実現しています。
ロングライフ対応
通常の保守対応期間に加え、オプションで保守対応期間を3年間延長できる「※ロングライフ対応」をつけることも可能です。
- ※ 「ロングライフ対応」 は本体ご購入時のみ、ご購入いただけます。 また、保守契約ではありませんので、別途、保守費用が必要です。
RoHS指令準拠
ご注文時にご指定いただくことにより、RoHS指令準拠モデル(※)として出荷可能です。
※ RoHS指令準拠モデルとは
東芝産業用コンピュータは、全構成部材の各仕入先より、RoHS不使用証明書を取得完了することをもって、RoHS指令準拠モデルとしてご提供しております。
Windowsライセンス認証済み
Windowsプレインストールモデルの場合、Windowsはライセンス認証されています。
本体レイアウト
(写真はオプション品の実装例です。)
前面メンテナンス
HDD、冗長電源、バッテリ、冷却ファンを本体前面から交換メンテナンスが可能です。
RAS機能
RAS機能は、早期に本体内部の異常を検知し、それに応じた適切な対応により早期復旧を可能にします。 充実した状態監視機能で詳細な動作状態を知ることができ、さらにその内容がバッテリバックアップされたRASメモリに保存されますので後で原因解析をすることが可能です。また、外部接点入出力(DI/DO)機能により、接点入力(4点)、接点出力(4点)、本体電源ON/OFFや本体のイニシャライズを行うリモート制御が可能です。
仕様
仕様一覧表
FS5000S | model 2000 | |
---|---|---|
プロセッサ | メインプロセッサ | Intel Xeon L5518 2.13GHz(Quad Core) |
L2キャッシュメモリ | 256KB ×4(256KB/Core)(CPU内蔵) | |
L3キャッシュメモリ | 8MB(CPU内蔵) | |
プロセッサ数 | 1(最大2) | |
チップセット | Intel 5520 | |
メインメモリ(※1) | 容量(※2 ※3) | 1CPU時:最小1GB(1GB×1)、最大6GB(2GB×3) 2CPU時:最小2GB(1GB×2)、最大12GB(2GB×6) |
構成 | DDR3-1066 SDRAM(DIMM) ECCチェック付き | |
スロット数 | 1CPUあたり 3スロット | |
内部補助記憶装置 | 内蔵HDD | (オプションハードウェア仕様よりご選択願います。) |
内蔵DVD-ROM | ||
内蔵DVDスーパマルチ(※4 ※5) | ||
ストレージベイ | 2.5型ディスクベイ (HDD専用) |
4ベイ |
RAID対応 | RAID 1/10/5 | |
インタフェース | COMインタフェース | RS-232C(9ピンD-SUB)×2ch(背面) |
USBインタフェース(※6 ※7) | USB×2ポート(前面) USB×4ポート(背面) (TYPE A USB2.0) キーボード、マウス接続時2ポート使用 |
|
サウンドインタフェース(※7 ※8) | LINE IN/OUT/MIC IN(3.5Φミニジャック)(背面) | |
Ethernetインタフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(自動切り替え) RJ45コネクタ×3ポート(背面) Wake On LAN対応(本体ポートのみ対応) |
|
DI/DOインタフェース | ディジタル入出力(ハーフピッチ20ピン) DI 4点、DO 4点、リモートON/OFF用 1点、リモートイニシャライズ用 1点(背面) |
|
グラフィックインタフェース | オプション (オプションハードウェア仕様よりご選択願います。) |
|
拡張インタフェース (※9) |
PCI Expressスロット |
計 4スロット PCI Express 2.0 |
PCI Express (×16)スロット |
フルサイズ × 1スロット | |
PCI Express (×8)スロット |
ハーフサイズ ×1スロット ロープロファイル ×1スロット(グラフィックボードで占有) |
|
PCI Express (x4)スロット |
ロープロファイル ×1スロット(RAIDボードで占有) | |
PCI スロット(32ビット)(※10) |
フルサイズ ×1スロット PCI Rev2.3 | |
スライドレール | オプション (オプションハードウェア仕様よりご選択願います。) |
|
入力装置 | キーボード | オプション (オプションハードウェア仕様よりご選択願います。) |
マウス | オプション (オプションハードウェア仕様よりご選択願います。) |
|
RAS機能 | ファン停止検出、CPU温度上昇検出、筐体内温度上昇検出、内部電圧低下検出、メモリエラー検出、PCIバスエラー検出、ディジタル入出力(DI/DO各4点、リモートON/OFF用 1点、リモートイニシャライズ用 1点)、ウォッチドッグタイマ、ハードディスク監視、ソフト電源オフ(シャットダウン)、リモートイニシャライズ、リモートパワーオン/オフ、RASメモリへの異常情報保存、稼働時間監視機能、温度情報トレンド機能、シミュレーション機能、本体起動時、初期化状態のLEDディスプレイ機能、ハードウェアの動作状態(冷却ファン、バッテリ電圧、庫内温度、RAIDディスク、冗長電源)のRASステータスランプの表示機能 | |
電源(ワイドレンジ電源)(※11) | シングル |
定格電圧AC 100VーAC 240V、許容電圧AC85V~AC264V、許容周波数50Hz/60Hz±3Hz (シングル電源時:AC電源ユニット×1式、冗長電源時:AC電源ユニット×2式) |
冗長電源 | ||
消費電力 | シングル電源時/冗長電源時ともに最大1020W / 1030VA | |
エネルギー消費効率 (※12) |
区分 | d |
2007年度省エネ基準 | 0.0029[AAA] | |
寸法・質量 | 434(W)×87(H)×592(D)mm(前面パネル、突起部、取付金具不含) | |
質量:約25kg(HDD×4台、冗長電源、取付金具含) | ||
ラックマウント取付金具 | EIA/JIS規格共用 19インチラック用 | |
ゴム足 | 4個 | |
ソフトウェア(OS) (※13 ※14 ※15 ※16) |
Windows® XP Professional SP3(日本語版/英語版)(32ビット版) |
オプションハードウェア仕様
オプションハードウェア仕様一覧表
増設用メインメモリ(※1) | DDR3 SDRAM 1GB/2GB選択、ECCチェック付き |
---|---|
内蔵HDD (SASインタフェース) |
2.5型 RAID HDD RAID 1/10/5(ホットスワップ対応) 容量:300GB/1ドライブまたは900GB/1ドライブ(※19)(最大4台搭載可能) |
内蔵DVD-ROM (SATAインタフェース) |
DVD-ROM最大8倍速(再生)、CD-ROM最大24倍速(再生)、DVD-R/+R最大8倍速(再生)、DVD-RW/+RW最大8倍速(再生)、DVD-RAM最大3倍速(再生)、CD-R/RW最大24倍速(再生) |
内蔵DVDスーパマルチ (※4 ※5) (SATAインタフェース) |
DVD-ROM最大8倍速(再生)、CD-ROM最大24倍速(再生)、DVD-R/+R最大8倍速(記録)/最大8倍速(再生)、DVD-RW最大6倍速(記録)/最大8倍速(再生)、DVD+RW最大4倍速(記録)/最大8倍速(再生)、DVD-RAM最大3倍速(記録)/最大3倍速(再生)、CD-R/RW最大24倍速(記録)/最大24倍速(再生) |
増設用Ethernetボード | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(自動切り替え)(RJ45)×1ポート(PCI バス) |
グラフィックインタフェース(※17) | グラフィックボード(DVI×1ch)(背面)(PCI Express)(DVI-RGB変換コネクタ付属) |
キーボード | USBタイプ 109キー(英語版OS指定時104キー) |
マウス | USBタイプ(光学式) |
RAS端子台 | DI 4点、DO 4点、リモート入力2点 |
RASケーブル | 両端ハープピッチ20ピン オス 最大2m |
RAS端子台取付パネル | 簡易タイプ |
スライドレール | 2段式スライドレール(2式1セット) |
スライドレール用サポート金具 | スライドレールをラックに固定するための金具(1セット) |
設置環境条件
設置環境条件一覧表
設置環境 | 温度 (動作時/保存時) |
5~40℃(吸気口付近気温) / -10~50℃ |
---|---|---|
湿度 (動作時/保存時) |
20~80%RH(結露しないこと) / 10~90%RH(結露しないこと) | |
振動 (動作時(※20)/梱包時) |
1.96m/s²以下(JIS C60068-2-6:9~150Hz、1サイクル) / 19.6m/s²以下 | |
衝撃 (動作時/梱包時) |
19.6m/s²以下 / 245m/s²以下 | |
塵埃 | 0.3mg/m³以下(JEITA IT-1004 Class B 準拠) | |
腐食性ガス・薬品 | 検出されないこと(JEITA IT-1004 Class A 準拠) | |
許容瞬停時間 | 20ms以内(定格電圧動作時) |
- ※1 弊社産業用コンピュータ純正品メモリ以外の組合せの動作保証は致しかねます。
- ※2 使用可能なメモリ容量は、ご使用になるOSによっては、最大4GBになります。
- ※3 32ビット版OS搭載時、メインメモリを4GBの容量で実装した場合は、PCIデバイスなどのメモリアドレス領域を確保するために、ご利用可能なメモリの値は、約3GBになります。
- ※4
本体出荷時にプレインストールOS が以下の場合、ライティングソフト
は添付されません。
OS なし、Windows 7、Windows Server 2003/2008/2008 R2、Linux
各OSが標準サポートする書き込み機能をご利用ください。 - ※5
DVD-RAMをご使用の際は、カートリッジからディスクを取り出せるタイプのみご使用可能です。
また、2.6GB,5.2GBのDVD-RAMメディアへの書き込みはできません。 - ※6 USBインタフェースは、USB機器すべての動作を保証するものではありません。
- ※7 BIOSで有効/無効の設定が可能です。
- ※8 接続するユニットは以下の仕様のものをご使用ください。
端子別最大電圧一覧表
端子名 | 最大電圧 | 備考 |
---|---|---|
LINE IN | 1Vrms | 入力インピーダンス 10KΩ |
LINE OUT | 1Vrms | 負荷インピーダンス 10K~600KΩ |
MIC IN | 0.1Vrms | 入力インピーダンス 10KΩ |
- ※9 拡張スロットの構成は以下の通りです。
拡張スロットの構成一覧
拡張スロット | バス種類 | ボードサイズ | 最大L寸法(mm) | 最大H寸法(mm) |
---|---|---|---|---|
S1スロット | PCI Express(×8) | ロープロファイル | 167.65 | 68.90 |
S2スロット | PCI Express(×4) | ロープロファイル | 167.65 | 68.90 |
S3スロット | PCI Express(×8) | ハーフサイズ | 167.65 | 111.15 |
S4スロット | PCI Express(×16) | フルサイズ | 312.00 | 111.15 |
S5スロット | PCI | フルサイズ | 312.00 | 106.68 |
- ※ S1スロットはグラフィックボードで占有します。
- ※ S2スロットはRAIDボードで占有します。
- ※10 実装可能なPCIボードは、5Vキーのボード、5V/3.3V共用のボードとなります。(3.3Vのみのボードは実装不可)
- ※11
本機には、PFC(力率改善)回路内蔵電源を搭載しております。
UPS(無停電電源装置)を選定の際は、正弦波出力タイプをご使用ください。 - ※12 エネルギー消費効率とは省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。 省エネ基準達成率の表示語Aは達成率100%以上200%未満、AAは達成率200%以上500%未満、AAAは達成率500%以上を示します。
- ※13 ここに記載のOSのうち、ご指定のOSがインストールされます。
- ※14 OSの供給期間は、OS供給元の販売期間により、変更させて頂く場合があります。
- ※15 Windowsプレインストールモデルの場合、Windowsはライセンス認証されています。
- ※16 Windowsご使用時、次の機能はサポートしておりません。Windows Bitlocker、Windows XPモード、省電力モード(サスペンド、ハイバネーション)
- ※17 Windows Server 2008 / 2008 R2をご使用時、搭載メモリ容量は2GB以上必要です。
- ※18 Linuxプレインストールモデルについての詳細は、別紙カタログ「東芝産業用コンピュータ Linuxプレインストールモデルのご案内」をご確認ください。
- ※19 4台のHDD(900GB/1ドライブ)でRAID5構成を作成した場合の総容量は、本来約2,700GBとなりますが、RAIDコントローラボードの論理ドライブ作成容量制限(仕様)により、約2,199GBに制限されます。
- ※20 HDD以外の補助記憶装置の動作中を除きます。
- 本頁に掲載してある技術情報は、製品の代表的操作・応用を説明するためのもので、その使用に際して当社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。
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- 本頁に掲載されている製品の材料には、GaAs(ガリウムひ素)が使われているものがあります。その粉末や蒸気は人体に対して有害ですので、破壊、切断、粉砕や化学的な分解はしないでください。
- いかなる場合においても、本機器の使用不能から生ずる付随的な損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、またはその他の金銭的損害を含むがこれらに限定されない)に関して、一切責任を負わないものとします。
特に、人命に直接関わる安全性を要求されるシステムに適用される目的で製造されたものではありません。このような用途に使用する可能性がある場合は、当社営業窓口へご相談願います。
【例】- 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護システム、その他安全上重要な系統システム
- 集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システム
- 人命に関わる医療制御システム
- 誤操作や故障により、本製品の記録内容が変化・消失する場合がございますが、これによる障害については、当社は一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
- ハードディスクに記録されたデータは、「削除」や「フォーマット」を行っただけでは復元されることがあります。完全消去を行う場合は、専門業者に依頼(有償)もしくは市販のソフトウェア(有償)などを使用してください。
- 本頁に記載の製品(ソフトウェアを含む)は、日本国内でのみ販売するものであり、当社では海外の保守サービスおよび技術サポートは行っておりません。
- 本頁に記載のメモリ容量は、1MBを1024×1024、1GBを1024×1024×1024バイトで計算した数値です。
- 本頁に記載のハードディスク容量は、1GBを1000×1000×1000バイトで計算した数値です。
1GBを1024×1024×1024バイトで計算した数値のものとは、表記上同容量でも、実容量は少なくなりますのでご注意ください。 - プレインストールされたソフトウェアおよび添付のソフトウェアバージョンや詳細機能などは、予告なく変更する場合があります。
それに伴い一部機能に制限が生じる場合があります。 - 各拡張機器、アプリケーションソフトウェアの動作確認については、各メーカにお問い合わせください。
- 本頁に記載の仕様デザインは、設計変更その他の理由によりお断りなく変更させていただくことがあります。
使用部品は、長期供給を維持するため、本頁に記載品と同等の性能部品にお断りなく変更する場合があります。 - Microsoft,Windows,は、米国Microsoft Corporationの米国および他の国における登録商標です。
- Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
- ”Red Hat”、 ”Red Hat Enterprise Linux”およびRed Hat”Shadowman”ロゴは、米国およびその他の国における”Red Hat,Inc.”の登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における商標または登録商標です。
本ページに掲載の製品の名称は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。