倉庫運用最適化サービス

LADOCsuite®/WES

物流の「2024年問題」の解決に向け、物流IoTソリューション「LADOCsuite®」シリーズを強化~東芝独自の最適化技術でバースでの荷待ち時間を短縮、ウイングアーク1stとの連携で配車・運行管理・連絡業務のデジタル化を推進~

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倉庫運用最適化サービス LADOCsuite®/WES

人と機械を賢くサポート。東芝独自の最適化技術で次世代倉庫運用を実現!

物流業界はいま、荷物の小口化や多頻度化、労働力人口の減少、働き方改革、さらにはサプライチェーンの多様化の影響など、主に倉庫や輸配送の現場においてさまざまな課題に直面しています。特に倉庫が密集する地域では、人手を確保すること自体が難しくなってきています。
そのため多くの物流倉庫では、人手を解消する手段として、ロボット、マテハンによる自動化、そしてそれらを効率的に予測計画し、制御するしくみが求められています。

これらの課題解決に向けて、東芝は「人と機械のベストマッチ」による物流現場の最適化を目指しています。東芝が長年にわたり開発を続けてきたロボット技術や最適化技術、そして製造業としての東芝が実際に物流現場で培ってきたノウハウから生み出した倉庫管理システム(WMS)などを駆使して、人とロボットそれぞれの作業を倉庫全体で最適化する取り組みを進めています。

関連記事:T-SOUL「人と機械のベストマッチ」で物流現場を最適化
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/tsoul/solution/s001.html

東芝デジタルソリューションズは、WMSと倉庫制御システム(WCS)をつなぎ倉庫運用・作業にフィードバックする倉庫運用管理システム(WES:Warehouse Execution System)として、倉庫運用最適化サービス  LADOCsuite/WES(※)を提供します。

※特許出願済み

概要

人・ロボット・マテハン機器含めた倉庫全体を見える化・分析し、運用を最適化

特長

倉庫内作業の「見える化」により正常・異常が一目で分かる

人・機械・システムのタスクや負荷状況データを収集、リアルタイムに集計し、見える化します。
異常時には、一目で現場状況の把握ができるため、すばやく管理者が対策をたてることができます。

シミュレーションにより、作業完了時間を予測し、作業遅延を防ぐ

蓄積されたデータを分析し、効率的な運用をシミュレーションします。
たとえば、作業完了時間を予測します。日々の作業実績のデータを自動解析することで、予測精度を向上。車両の出門予定時刻に対する遅れのリスクを軽減します。

作業に対する要員割り当てなどを最適化し、リソースを最大活用

データ分析に基づき、倉庫内リソースの最大活用、スループットを全体最適化します。
たとえば、作業予測で遅れが見込まれる場合、エリア間の要員調整などを最適にナビゲーションします。
(要員調整指南機能)

導入効果

作業遅延を素早く発見・防止したい

当日の出荷計画に対して、倉庫全体を俯瞰した現時点の進捗状況がわからない。他のエリアとの要員調整ができず、作業が遅延したり、ある時間帯に偏ったりし、余分な人件費がかさんでしまう。

要員調整指南機能を用いて、作業進捗の可視化・作業完了時間を予測

WESが作業完了時間を予測し、特定ルートや作業グループでの出荷作業の遅延状況にもとづき、要員調整をチームリーダーに指南。指南の内容をもとに、チームリーダー同士で要員調整することにより、当日の作業を効率よく実行可能に。

作業遅延を素早く発見・防止したい

当日の出荷計画に対して、倉庫全体を俯瞰した現時点の進捗状況がわからない。他のエリアとの要員調整ができず、作業が遅延したり、ある時間帯に偏ったりし、余分な人件費がかさんでしまう。

要員調整指南機能を用いて、
作業進捗の可視化・作業完了時間を予測

WESが作業完了時間を予測し、特定ルートや作業グループでの出荷作業の遅延状況に基づき、要員調整をチームリーダーに指南。指南の内容をもとに、チームリーダー同士で要員調整することにより、当日の作業を効率よく実行可能に。

WESの導入で人・ロボット・マテハン機器が混在する倉庫内で
「人と機械のベストマッチ」を実現し、自動化に貢献します

東芝がご提案する、倉庫運用最適化サービス LADOCsuite/WESは、人・ロボット・マテハン機器などの倉庫内リソースの最大限の活用を促進します。

従来型のしくみでは、WMSとWCSは統合されておらず、倉庫全体を通して効率的に運用するためには、人の経験と勘に頼らざるを得ないのが現実でした。庫内人員の突然の休暇、トラックの到着遅れ、荷量の急な波動変化などへの対応が必要になると、現状では、経験値の高い現場担当者が、臨機応変に対処しており、属人的になっていることがほとんどではないでしょうか。
将来にわたり、特定の人に頼った倉庫運用をすることはできず、事業継続の観点からは課題が残ります。

そこで、人の経験や勘にもとづいた判断ロジックをしくみ化(システム化)し、属人化を防ぐことや、少しでも人の手を煩わせない倉庫業務を実現する、ということが求められます。
その解決策として、近年注目されているのがWESです。

倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite®/WES」は、WMS、WCSと連携し、倉庫内の人と機械のデータを蓄積し、見える化、分析・シミュレーション、最適化を行うクラウドサービスです。まるでベテランのスタッフのように、人と機械の作業を俯瞰的に捉える、作業計画を立てる、進捗や負荷状況をリアルタイムに把握する、作業の完了時間を予測する、刻々と変わる状況に応じた最適なリソース配分を行う、などの高度な作業を担います。またロボット・マテハン機器などの自動化機器との連携、相乗効果により、自動化・省力化を強力に推進・サポートします。

これが東芝がご提案する「人と機械のベストマッチ」です。

倉庫全体のスループット向上、扱える荷量のケイパビリティ向上をお考えであれば、ぜひ導入をご検討ください。

事例

三鷹倉庫様

※東芝デジタルソリューションズの事例ページにリンクします。

複数のWMSとの柔軟な連携で、DAS運用の最適化を実現

課題
商品のピッキングや値付け作業を一点一点手作業で行っていたため、倉庫作業の効率化を目指しDAS(デジタルアソートシステム)の導入を検討。ところが荷主別に運用する複数のWMSからの出荷指示をDASで集約するにはデータ連携のための環境整備が必要と判明。汎用的なツールの利用では時間とコストがかかる上に、現場の運用も負担が大きいため、なるべくシンプルかつスムーズに導入可能で、将来的な拡張性もある仕組みを模索していた。
 

解決
東芝が提供する倉庫運用最適化サービスLADOCsuite/WESを採用し、3ヵ月ほどで導入とデータ連携を実現。WMSを改修することなく複数のWMSからの指示をDASで実行できるようになった。現場の生産性は約1.5倍向上し、人材を流動的に活用できるようになったことで、ビジネス上の機会損失の削減にも貢献している。

資料ダウンロード

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