WESの主な機能
倉庫運用最適化サービス LADOCsuite/WES(※)は、各システムの作業進捗や稼働状況をモニタリング(見える化)し、分析・シミュレーションにより次の作業を計画・予測します。運用から得られた実績データをもとに、最適化された効率的な倉庫運用を指南します。
また、Warehouse Open EditorというオープンなAPI(Application Programming Interface)を準備しており、他社製のWMSやWCSと容易に接続できます。複数のWMSやWCSが混在している環境をお持ちのお客様でもお使いいただけます。
※特許出願済み
基本機能
項目 | 機能 |
---|---|
見える化 | 作業進捗モニタリング(配送ルート別、エリア別、人員別) |
分析・シミュレーション | 作業完了時間予測 |
Warehouse Open Editor(データ変換API) | |
最適化 | 要員調整指南 出荷バース最適化 |
1.作業進捗モニタリング/作業完了時間予測
出荷業務での荷揃え締め時刻や、人とロボットの作業進捗を車両(配送ルート)別、作業エリア別、人・ロボット別に、ダッシュボードで「見える化」します。さらにタスクの「作業完了予測」をシミュレーションすることで、遅れるリスクに早期に対処できます。
2.Warehouse Open Editor(データ変換API)
さまざまな倉庫管理システム(WMS)および倉庫制御システム(WCS)、その他のシステムとのデータ連携・編集を容易にし、データの一元化・活用に役立てます。物流分野のデータ変換に特化したツールです。
3.要員調整指南
複数の作業グループの中で、出荷作業が遅れている場合に、グループ間での要員調整を提案します。
倉庫全体の作業量や作業進捗、車両の締め時刻、要員の勤務時間などを踏まえ、「最適化」を行うことで、倉庫全体でのパフォーマンスを最大化します。
4.出荷バース最適化
出荷指示情報、車両の出発時間、バースや積み回り倉庫の情報などをもとに、出荷遅れなくかつ荷待ち時間が最小になるようバース計画の最適化を行います。複数棟の積み回りを考慮したバース使用時間や積み回り順序の計画が可能で、ドライバーの荷待ち時間削減に貢献します。
さらに、配車機能を有するLADOCsuite/WMSとの連携により、最適化されたバース計画に対して倉庫内の出荷作業を連動させ、ピッキングから車両への積込までトータルで出荷作業の効率化を実現します。