これからの工場を考えるなら、ワーカーの皆さんが満足するような作業環境を提供することで、さらなる生産性の向上につなげたいとお考えではないでしょうか。

働く人に合わせて照明や空調をきめ細やかにコントロールすることで、快適性を維持したまま省エネを行いたい。

生産現場のスマート化を進めるとともに、ワーカーの皆さんのウェルネスの向上に役立てることで、作業意欲を高めたい。

ZEBに対応した工場を実現して、カーボンニュートラルにも貢献したい。

そのためには、働く人の行動情報などを適切にセンサで取得することがポイントになりますが、一般的な人感センサは工場や倉庫などの高天井の空間で汎用的に使うのに適していません。

赤外線を使用した人感センサは、動く人からの温度差に反応して「人がいる」と判定する仕組みとなっているため、検知距離は最大2m程度です。
オフィスの天井から、歩行している人やデスクに座っている人の大きな動きを見つけることはできても、工場や倉庫などの高天井の下で働いている人を認識するのは難しいとされています。

工場が抱える課題

工場のような大空間においては、均一的に環境の維持を図ろうとすれば、大量のエネルギーが必要となります。
一方で、強引に省エネを行おうとすれば、作業員の快適性が犠牲になり、かえって生産性が低下することがありえます。

倉庫が抱える課題

一般的な倉庫では、照明や空調の自動化が行われてないケースが多いです。
照明の手動によるON/OFF操作では無駄な点灯や消し忘れをする恐れがあります。
また、夏場の閉空間での作業では、熱中症の発生など作業員の体調悪化も危惧されます。

ワーカーの皆さんの我慢の省エネに頼っていては、快適な作業環境は実現できません。
生産性の向上は期待できないし、何より従業員の安全を守るという観点で不安が残りますね。

ですが、東芝多機能画像センサ「SMART EYE SENSOR MULTI」なら大丈夫︕ 
一般的な人感センサとは全く違う仕組みで設計されているため、検知の精度が格段に向上しています。

画像をリアルタイムに処理して、「人がいる」と認識しますので、2階半ほど天井が高い工場や倉庫でも働いている人を検知でき、効果的な省エネを行うのに役立ちます!

また、一般的な人感センサと異なり、人がいる・いないだけでなく、おおよその人数や活動量なども分かるので、空調や換気のきめ細やかなコントロールに活かせます。

高天井の空間で働く人を検知

工場や倉庫など高さ8mまでの高天井の下で働いている人を検知し、「人がいる」と認識します。
また、オフィスビルにおいても、ロビーや吹き抜けの共用スペースなどを歩いている人を検知できます。

人のいる・いないや人数に応じたコントロール

時間帯やエリアにより人の密度が変化するような工場では、作業員のいる・いないや人数に応じた適正なコントロールに活用できます。
空調の場合は、人が多い時には出力を高めて快適性をキープし、人が少ない時には能力を抑えて省エネを図ります。
照明の場合は、一定時間人が不在になるエリアでは作業に影響しない範囲で減光するなど柔軟にコントロールします。

人のいる場所に向けピンポイントの空調で快適性を向上

スポット・ゾーン空調システムを用いて、人がいる場所にピンポイントに空調を当てて快適な温度に整えることで、空間全体の空調は抑えめにすることもできます。

詳細は動画でチェック

省エネと快適性を両立しながら、生産性の向上にも貢献できる。
そんな新しいワークプレイスでワーカーの皆さんが笑顔で働く姿が目に浮かびますね!
私たちはSMART EYE SENSOR MULTIにより、スマートで心地よい空間設計をお手伝いします。

次回は、「日々進化するワークプレイスに合わせてできること」篇をお届けします。お楽しみに︕

人感センサお困りごと物語