決算説明会
証券コード：6502
2009年度
2009年度 第2四半期決算（6か月累計）説明会
第171期 （2010年3月期）
注意事項：本ページの各説明会資料、説明会のポイント、QA、説明会音声データなどには、2015年9月に公表した過年度決算修正の内容が反映されておりません。その結果、投資判断に利用するには不適当な情報が含まれていますので、それに依拠して投資判断を下すことはお控えください。当社は、本情報を使用されたことにより生じるいかなる事項についても、理由の如何を問わず一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。
QA
- Q1. 09年度上期の営業損益が期初計画に比べて改善された要因は何ですか?
- Q2. 半導体事業の第2四半期の営業黒字化の要因を教えてください。
- Q3. テレビ事業の状況を教えてください。
- Q4. 社会インフラ部門の業績はどのように推移していますか。
- Q5. フリー・キャッシュ・フローの実績と年間目標を教えてください。
- Q6. 09年度上期の損益は期初計画を上回りましたが、通期の業績見通しを変更しないのでしょうか。
プレゼンテーションの要旨
(1) 2009年度 第2四半期（6か月累計）の連結業績
| 売上高 | 2兆9,557億円 | （△5,390億円） |
|---|---|---|
| 営業損益 | 27億円 | （＋212億円） |
| 税引前損益 | △468億円 | （△49億円） |
| 当期純損益 | △577億円 | （△192億円） |
- （ ）内 前期比較、△はマイナスを表示（以下、同じ）
- ※米国会計基準の変更により新たに採用された「当社株主に帰属する四半期純損益」を当期純損益として表示しています。
- 円高及び景気後退の影響を受け売上高は前年同期比5,390億円減少し2兆9,557億円になりました。
- 営業損益はデジタルプロダクツ部門が減益になったものの社会インフラ部門が増益になり、電子デバイス部門も大幅に改善した結果、前年同期比212億円改善し、27億円の黒字になりました。
- 税引前損益は事業構造改善費用の発生等により前年同期比49億円悪化し、△468億円になり、当期純損益も192億円悪化し、△577億円になりました。
（2）資産、資本、負債及びキャッシュフローの状況
- 総資産は、2009年3月末に比べ921億円減少し、5兆3,611億円になりました。
- 株主資本は、本年6月に公募増資を実施したことに加え、当期純損益が577億円の赤字となったものの株式相場の回復などでその他の包括損益累計額が197億円改善したことにより、2009年3月末に比べ2,783億円増加し、7,256億円になりました。
- 借入金・社債残高は、2009年3月末に比べ4,107億円減少し、１兆4,000億円になりました。
- この結果、2009年9月末の株主資本比率は13.5％になり、2009年3月末に比べ5.3ポイント改善し、D/Eレシオ（有利子負債/株主資本）は193％になり、2009年3月末に比べ212ポイント改善しました。
- 当期のフリー・キャッシュ・フローは705億円のプラスになり、前年同期と比べ3,223億円改善しました。これは、運転資金の改善等により前年同期はマイナスであった営業キャッシュ・フローがプラスとなったほか、有形固定資産の購入による支出が前年同期と比べ減少したことなどによるものです。
(3) 連結業績予想に関する定性的情報
- 当期（上期）の業績はコスト削減等の効果により順調に推移しましたが、下期以降の世界経済の先行きは依然不透明であり、今後の動向を見極める必要があるため、当事業年度通期の業績見通しについては、変更しておりません。
QA
- Q1. 09年度上期の営業損益が期初計画に比べて改善された要因は何ですか?
- 売上高が計画未達となりましたが、社会インフラ部門が期初計画を上回る営業利益を達成したこと等により、全社営業損益が改善して黒字化しました。これは、全社の固定費削減額を期初計画より670億円増やし、前年同期比で2,000億円削減したこと等が主因です。
- Q2. 半導体事業の第2四半期の営業黒字化の要因を教えてください。
- 固定費削減の推進やNAND型フラッシュメモリの需給バランス改善等により、第2四半期の営業利益は52億円となり、半導体事業全体で黒字化しました。
- Q3. テレビ事業の状況を教えてください。
- 世界的な市場環境は厳しかったですが、国内のエコポイント制度の効果等で販売台数が伸びており、購買強化によるコスト競争力向上の成果も含めて、09年度上期は営業黒字になりました。
- Q4. 社会インフラ部門の業績はどのように推移していますか。
- 景気後退の影響を受けて産業コンポーネント等の受注が厳しかった中、海外の原子力プラント関係が増収となり、固定費削減の効果を含めて、09年度上期は前年同期比で増益になりました。
- Q5. フリー・キャッシュ・フローの実績と年間目標を教えてください。
- 09年度上期のフリー・キャッシュ・フローは、前年同期実績△2,518億円から＋705億円に大幅に改善しました。これは、従来から全社で展開しているキャッシュ・コンバージョン・サイクル（現金回収期間）短縮による資金収支の改善や投資キャッシュ・フローの削減等によるものです。09年度通期のフリー・キャッシュ・フローは＋1,300億円を計画しています。
- Q6. 09年度上期の損益は期初計画を上回りましたが、通期の業績見通しを変更しないのでしょうか。
- 09年度上期は期初計画の損益を達成しましたが、下期以降の経済の先行きは依然不透明であり、今後の動向を見極める必要があるため、通期の業績見通しは変更していません。
本ホームページには、業績見通し及び事業計画等も記載しております。それらにつきましては、各資料の作成時点においての経済環境や事業方針などの一定の前提に基づいて作成しております。従って、実際の業績は、様々な要素により、これらの業績見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。