決算説明会
証券コード:6502
2007年度
2007年度 業績見通しの修正 説明会
第169期 (2008年3月期)
QA
- Q1. 600億円の営業利益の下方修正だが、更に損益が悪化することはないのか?
- Q2. 期末配当は年間で過去最高になるが、今後、多額の設備投資を控える状況で無理をしているのではないか?
- Q3. HD DVD事業終息に関わる費用(営業外損失)はいくらか?具体的にどのような費用があるのか?また、営業損失とあわせて総額はいくらになるのか?
- Q4. 半導体の07年度業績見通しを1,500億円から850億円に下方修正した要因を教えて下さい。
- Q5. 為替の影響は「ほとんどない」ということだが状況は変わっていないのか?
プレゼンテーションの要旨
(1) 概要 07年度業績見通し
07年度 | 10月公表 | 06年度 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|
対10月公表 | 対06年度 | ||||
売上高 | 77,000億円 | 78,000億円 | 71,164億円 | △1,000億円 | 5,836億円 |
営業損益 | 2,300億円 | 2,900億円 | 2,584億円 | △600億円 | △284億円 |
税引前損益 | 2,500億円 | 3,500億円 | 2,985億円 | △1,000億円 | △485億円 |
当期純損益 | 1,250億円 | 1,800億円 | 1,374億円 | △550億円 | △124億円 |
(2) 業績予想修正のポイント
- NAND型フラッシュメモリの価格下落の影響により、半導体事業の損益が10月公表値よりも悪化
- HD DVD事業終息に伴う費用が発生
- PC事業および社会インフラ部門は、10月公表値よりも好調に推移
(3) 配当について
- 配当の決定に関する方針
中長期的な成長のための戦略的投資等を勘案しつつ、連結配当性向30%程度を目標とし、配当の継続的な増加を目指す。 - 2008年3月期配当(予定)
期末配当 6円
年間配当 12円
QA
- Q1. 600億円の営業利益の下方修正だが、更に損益が悪化することはないのか?
- 下方修正は非常に遺憾であり、申し訳なく思っております。今回の下方修正の主要因はNAND型フラッシュメモリの価格の下落とHD DVD事業の終息の影響等によるものです。現時点で最大限の見極めを行った結果であり、更に損益が悪化することは考えていません。
- Q2. 期末配当は年間で過去最高になるが、今後、多額の設備投資を控える状況で無理をしているのではないか?
- 当社は中長期的な成長のための戦略投資等を勘案しつつ、連結配当性向30%程度を目標とし、配当の継続的な増加を目指しています。この方針に基づき、今回の期末配当は6円(年間12円)としています。
- Q3. HD DVD事業終息に関わる費用(営業外損失)はいくらか?具体的にどのような費用があるのか?また、営業損失とあわせて総額はいくらになるのか?
- 今年度はHD DVD事業全体で、営業損失650億円、営業外損失450億円の計1,100億円を見込んでいます。営業外損失には在庫廃却費用、製造ライン廃却費用等が含まれています。
- Q4. 半導体の07年度業績見通しを1,500億円から850億円に下方修正した要因を教えて下さい。
- NAND型フラッシュメモリの年間の価格下落率の想定を、10月公表時の440%程度から今回、50%以上に変更した事が主要因となっています。また、携帯電話及びデジタル家電を中心とした需要が07年度後半に弱くなり、ディスクリート及びシステムLSI事業の業績見通しも同時に下方修正しました。
- Q5. 為替の影響は「ほとんどない」ということだが状況は変わっていないのか?
- 当社は全社での輸出入のバランスがとれてきており、為替変動の損益に与える影響ではほとんどありません。
本ホームページには、業績見通し及び事業計画等も記載しております。それらにつきましては、各資料の作成時点においての経済環境や事業方針などの一定の前提に基づいて作成しております。従って、実際の業績は、様々な要素により、これらの業績見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。