そもそも物流の自動化って?
物流ロボットって?
基礎的なところからわかりやすくご紹介!

そもそも物流の自動化って?  物流ロボットって?
基礎的なところからわかりやすくご紹介!

物流自動化のトレンド

昔の物流はどうだったの?

物流・ロジスティクスのインフラ整備が進んでいる現在、誰でもインターネットで気軽に買い物が出来る時代になりました。このような膨大な荷物の処理を、昔はどのように行っていたのでしょうか。昔の物流の仕組みから今の物流までの変遷を振り返ります。

昔の人たちはどうやって物を運んでいたか知ってる?
まずは物流の歴史を振り返ってみよう

今はトラックや船で荷物を運んでいるけど…
まさかひたすら人の手で…!?
想像するだけで腰が…

物流の仕組みの今と昔

段階的に物流の仕組みが進化

古くは人、家畜がものを運ぶことから始まった物流ですが、19世紀に入って蒸気機関が開発されると、蒸気船や鉄道、トラックによる大量輸送が進められました。大量輸送できるようになった反面、積み込みや荷降ろしの作業も大量になったため、荷役作業を効率化するクレーンやフォークリフトなども、海上コンテナやパレットなどの輸送機材とともに普及しました。
輸送・荷役作業の機械化が進む中でも、保管や商流に関わる荷物情報の管理、入出庫指示等は台帳や伝票での処理が一般的でしたが、1980年代以降のITの進化に伴い、在庫管理や配車管理といった管理業務のシステム化が進み、現在のような大量の荷物のやりとりにもスムーズに対応できるようになったのです。

「輸送手段の機械化」から始まり、次に「積み降ろし作業の機械化」、「管理業務のIT化」と、段階的に進歩していったんだ。

なるほど。物流と一言に言っても一気に機械化が進んだわけじゃないんだね。

何事も一歩ずつ積み重ねが大事ってことだね。
オジさんも物流の自動化について一つずつ学んでいこうね。

よーしまだまだ僕だって頑張れるってところを見せなくちゃ!
ロジくんこれからもよろしくね!

物流の自動化ってどういうものがあるの?

「物流の自動化」と一言で言っても、具体的にどのような種類があるのでしょうか。ここでは現在自動化が進んでいる領域、これから自動化が期待されている領域と将来にも目を向けながら、物流自動化の種類についてご紹介します。

物流の自動化って、どんな作業でも自動化できるの?何もかもロボットがやってくれるって、まだまだ先に感じるけどなぁ。

オジさんの言う通り、まだ全ての作業が自動化されているわけではないよ。
物流の自動化が今どこまで進んでいるのか、図を見ながら確認してみよう!

物流の自動化状況

人手不足や消費志向の変化により自動化機運は加速

現在でも自動倉庫や自動仕分け機といたマテハン機器や、デジタルピッキングシステム(DPS)、デジタルアソートシステム(DAS)などの作業者支援システム、WMSやTMSといった情報管理システムなど、多様な自動化技術が実用化されています。一方で、宅配業務や荷物の積み降ろし、ピッキング作業等は人間の臨機応変な判断や対応、多種多様な荷物の処理が必要なため、自動化が遅れている分野です。しかしこれらの分野においても、消費者ニーズの細分化やEC需要の高まり等に伴い自動化の検討・導入機運が高まっているため、これから加速度的に自動化の技術が発展していくと期待されています。

まだまだ自動化が進んでいない部分もあるけど、今でも宅配ロボットの実験が実施されていたり、確実に自動化の領域は広がっているよ。

ロボットが宅配まで!?
すごい時代になっているんだなぁ…。

これからの自動化については、次の項目で詳しく解説しているから一緒に確認してみよう!

最近の物流の自動化はどんな感じなの?
これからは、どこが自動化されていくの?

近年はAGV(自動搬送車)を活用した物流倉庫内の自動化や、自動運転車やドローンを活用した宅配の自動化など、新しい領域での改革が試みられています。ここでは最近の自動化トレンドと、これから自動化されていく領域についてご紹介します。

最近は自動車の自動運転が話題だよね。
物流業界でもそういった技術を駆使して、新しい領域の自動化に取り組んでいるんだ。

そこまで進んでいるの!?
知らない間にすごいことになっているなぁ。

広がっていく自動化の領域

広がっていく自動化の領域 広がっていく自動化の領域

倉庫内作業を中心に新たな自動化機器が登場。自動運転の活用も。

最近ではピッキングや荷積み、荷降ろしなどの荷役を自動化するロボットや、ピッキング時の移動を省略するため棚をAGV(自動搬送車)が運ぶといった運用をする倉庫もでてきています。トラックドライバーの高齢化や不足を背景に大きな期待が寄せられているのが自動運転車やドローンです。トラックでの幹線輸送やドローンによるラストワンマイル配送の自動化の研究、実験が進められています。
機械やシステムにできることは日々増えており、これまで難しかった様々な形状の荷物の判別や取り扱いが可能になってきています。一方で、人手不足がますます深刻化する中、新型コロナウイルスへの対応も急務となっています。こうした状況の中、従業員の安全や事業継続のためにも自動化の最新情報にアンテナを張ることがますます大事になってきます。

これからも物流業界での自動化領域はどんどん広がっていくと予想されているから、しっかり最新技術をチェックしておこう

これからどんな技術がでてくるのか楽しみだ!
ウチの倉庫でも積極的に自動化の導入検討を進めないと!

現場で活躍中の物流ロボットを見てみる

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