データベースの構築には機器の準備からシステムの設定まで多くの手間と時間がかかります。GridDB Cloudでは規模や用途に応じた複数のモデルを準備してあり、迅速にサービスを開始することができます。またデータベースの運用・監視も当社が一括して行うので、お客さまの負荷を大幅に下げることができます。
クラウドネイティブなアプリケーションやパブリッククラウドが提供する様々なマネージドサービスから簡単にGridDBを呼び出し、操作することができます。また、アプリケーションをGridDB Cloudと同じパブリッククラウドに配置することで、オンプレミスと同様な、高速なアクセスが可能です。
IoT機器からの時系列データをリアルタイム登録するために、FluentdやAzure IoT Edgeとの連携が可能です。既存データを一括して登録する場合はEmbulkを使用できます。またGridDB Cloudの運用ツールを使って登録されたデータをグラフ表示できます。ユーザがデータを自由に可視化したい場合にはGrafanaとの連携が可能です。
運用・管理画面から各ノードの詳細な状態やログの俯瞰的な閲覧、各ノードの制御の操作や時系列データの可視化で、動作状況を容易に把握し、管理・制御業務を実施しやすくします。また、SQLやTQLを使ったデータ登録・削除・検索などの操作ができ、アプリケーションのデバッグや欠損データの検出などに役立てることができます。
「GridDB Cloud」は、IoTデータやビッグデータ向けデータベースGridDBをパブリッククラウド上で運用し、サービスとして提供するマネージドサービスです。システムの構築や運用・監視の手間を省くことができ、クラウドネイティブなアプリケーションとの連携が容易になります。
GridDB Cloud V1.6での主な強化・変更点は以下のとおりです。
これまでユーザのオンプレミス環境からGridDB Cloudにアクセスするには、WebAPIによるアクセスのみが可能でした。
V1.6からはC、Java、JDBC、ODBCによるアクセスが可能になりました。これにより、WebAPIをサポートしていないオンプレミスのBIツールやアプリケーションからGridDB Cloudへのアクセスが可能になりました。
データベースファイルを圧縮し、ストレージの使用量を小さくすることが可能になりました。ただし、性能が落ちるケースがあります。
なお、お客様環境準備後は、データベースファイルの圧縮/非圧縮を変更することはできませんので、ご注意ください。