生産技術センター

東芝の研究開発・技術

コア生産技術

知能化ロボット・メカトロニクス技術

工場や倉庫など様々な現場では、労働人口減少に伴う人手不足の影響が深刻化しており、自動化のニーズが高まっています。加えて、作業内容が多様化しているため、定型的な繰り返し作業だけでなく、周囲環境や作業内容を自ら判断する対応が必要です。このような状況において、高度なメカトロニクス技術の開発ならびに、非定型作業を含めた自動化に対応するための従来にない新しい知能化ロボットを開発しています。

知能化ロボット向け要素技術

人間が何か行動を起こす時、「見る」、「考える」、「動く」と言ったステップを踏んでいます。知能化ロボットも同様に要素技術として、「認識(見る)」、「計画(考える)」、「制御(動く)」の技術が必要です。加えて、安全に動かすための「安全技術」と機構の設計ならびに、土台となる「PF(プラットフォーム)」の技術開発も重要です。これらの要素技術の開発と組み合わせを適正化(インテグレーション)することによって、ロボットの知能の高度化を目指しています。

[イメージ] 知能化ロボット向け要素技術

プラットフォーム構築と活用

オープンソースソフトウェアのROS(Robot Operating System)を活用した東芝ロボットプラットフォームを構築しています。
このプラットフォームに、開発した要素技術を搭載することで、様々な知能化ロボットを効率的に開発し、東芝の事業領域への展開を加速しています。

[イメージ] プラットフォーム構築と活用

高度メカトロニクス技術

最新のメカトロニクス技術を活用し、工場自動化の技術開発に取り組んでいます。
シミュレーションやプロトタイピングを活用した機構設計技術と、製造現場の情報をデジタル化し活用するIoT技術・AI技術を組合せ、製造ラインをインテグレーションすることで、重要製品の増産、安定稼働、安全確保に貢献します。
また、工場や発電所の監視点検作業の省力化や遠隔化にも取り組んでいます。

[イメージ] 高度メカトロニクス技術

CPS(Cyber Physical Systems)連携

個々のロボットの知能化・メカトロニクス機器の高度化に加え、ロボットや機器をCPS(サイバーフィジカルシステム)のエッジコンピューティング端末とすることで、単体では成し得なかった価値を創出し、様々なお客様に自動化ソリューションとして提供していきます。

[イメージ] CPS(Cyber Physical Systems)連携