予防保全についてのお願い

V4/6シリーズ真空遮断器(VCB)絶縁低下防止に対する予防保全についてのお願い

屋外キュービクルに使用された真空遮断器(VCB)の絶縁抵抗が低下し地絡事故へと至る事象が報告されております。原因は、長期間の使用において多量の塵埃が絶縁物に堆積し、かつ高湿度環境下において、充電部と絶縁物が近接した箇所(真空バルブと絶縁バーリア間)にて部分放電が発生し、絶縁抵抗が低下したことによるものと判断します。

このような事象を未然に防止するため、特に屋外キュービクルに使用されているVCBについては、VCB取扱説明書においても定期的な点検をお願いしておりますが、後述の通り点検・清掃・絶縁抵抗の測定等を実施頂くようお願い申し上げます。特に塵埃が多く10年以上ご使用頂いているVCBについては、VCBの更新を推奨いたします。

絶縁抵抗低下時のVCB外観 イメージ

絶縁抵抗低下時のVCB外観

VCB型式:V6-U
製造年: 1991年(約15年使用)
絶縁抵抗:80MΩ(清掃後)