東芝プラントシステム株式会社様 採用事例
省エネ制御のデバイスとして
ZEB化の実証に貢献
事例概要
ZEB化実証の知見を活かして
省エネ建築物支援業務を積極的に展開
ZEB化対応新事務所棟
東日本地区のお客様向けに回転機や電気機器の修理や設備点検、工事などの業務を担当する千葉サービスセンターの事務所を建替。
BEMSと連携して高効率なLED照明や空調などを適正に監視・制御する省エネの他、太陽光発電システムによる創エネ、蓄電システムの導入やピークシフトによる蓄エネなどを組み合わせて、建物の一次エネルギー消費量※1を58%削減、創エネ含めると135%削減し、ZEB※2を達成しました。
本実績により、新事務所棟はBELS認証※3を取得するとともに、東芝プラントシステム株式会社様はZEBプランナー※4の認証を取得しました。
※1 空調や換気、給湯、照明、昇降機などのエネルギー消費量の合計値。
※2 ZEB(Net Zero Energy Building)の4段階の定義の1つで、年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)ゼロまたはマイナスの建築物。
※3 建築物省エネルギー性能表示制度。新築・既存を問わず、第三者評価機関が建築物の省エネ性能を評価し、認定する制度。
※4 「ZEB設計ガイドライン」や「ZEBや省エネ建築物を設計するための技術や設計知見」を活用して、一般に向けて広くZEB実現に向けた相談窓口を有し、業務支援(建築設計、設備設計、設計施工、省エネ設計、コンサルティングなど)を行い、その活動を公表する事業者。
働く人を検知して、省エネと快適性の両立に貢献
各階のオフィスエリアに設置したSMART EYE SENSOR MULTIにより働く人を検知して、設備機器のきめ細やかな制御に活用することで、省エネと快適性の両立に貢献しています。
照明は、人が離席したスペースでは自動で減光し、さらに一定時間不在の場合は消灯することで、効率的に省エネを図ります。
換気は、在室人数が多い時には積極的に新鮮な外気を取り入れます。
施設情報
システム構成図
- 所在地
- : 千葉県市原市
- 延床面積
- : 462.08m2
- 建物構造
- : 地上3階、塔屋1階
- 用途
- : 事務所
- 施主
- : 東芝プラントシステム株式会社
- 設計
- : 東芝プラントシステム株式会社
- 施工
- : 東芝プラントシステム株式会社
- 竣工年
- : 2019年4月
- センサ 台数
- : 9台
- ゲートウェイ装置 台数
- : 1台
今回導入したソリューション
SMART EYE SENSOR MULTI
従来センサでは検知が困難だったオフィスワーク中の人の微細な動きを検知可能な多機能人感センサ。人の在/不在やおおよその人数・活動量などを検知し、設備機器の制御に活用して、省エネと快適性の両立を図ります。