人と、地球の、明日のために。
人と、地球の、明日のために。東芝は、この言葉を経営理念の主文に掲げ、次のような考えのもと経営戦略を立て、事業を展開していきます。
今、私たちは、一人ひとりの生活、そして地球が持続可能であるために責任を問われています。気候変動による自然災害によって、安心安全な暮らしが脅かされています。情報格差などの不平等や資源枯渇の問題など、社会的そして環境的な安定性が損なわれています。
これらの社会課題を解決し、人と地球がともに持続可能な状態にするためには、「一人ひとりの安心安全な暮らし」と「社会的・環境的な安定」を同時に満たす必要があります。
代表取締役 社長執行役員 CEO 島田 太郎
世界をよりよい場所にするために、データの力を最大限に生かす
今、多くの人がスマートフォンを持ち、情報をやり取りするのが当たり前になりました。また、IoT、センサーの充実によって、モノづくりなどの現場からも多くの情報を集められるようになっています。この時代において、私たちが生かすべきなのが「データの力」です。サイバー空間にあるデータだけでなく、私たちが暮らす現実世界におけるデータを生かし、サイバー空間と現実世界でデータを循環させることが企業の競争力につながります。
東芝は、人と地球を持続可能にするためにデータの力を最大限に生かします。 50年以上にわたるAI技術開発や、最先端の量子技術、CPSテクノロジーへの取り組みが「データの力」を存分に引き出します。
東芝は約150年にわたり、 発電などのエネルギー事業、水処理などのインフラ事業、そして社会・情報インフラの発展を支えるデバイス事業に携わってきました。今、エネルギーやインフラの分野では、再生可能エネルギーの普及やインフラ老朽化への対応などが求められています。このような課題に対し、東芝は「データの力」を生かし、価値ある製品・サービスを社会に実装していきます。
誰もが享受できるインフラと、繋がるデータ社会の構築
「一人ひとりの安心安全な暮らし」と「社会的・環境的な安定」。
これらの実現に向けて、貧困や人権侵害、災害や紛争などの社会課題にも対応した「誰もが享受できるインフラ」と、気候変動や資源枯渇といった地球環境の保全はもとより、教育や平等・公正などに貢献する「繋がるデータ社会」の構築に取り組みます。
そして、その先にある脱炭素社会、サーキュラーエコノミーの実現に向けた挑戦を続け、人と地球が持続可能であることを追求していきます。