決算説明会
証券コード:6502
2003年度
2003年度 決算説明会
第165期 (2004年3月期)
QA
- Q1. 代行返上益は特別利益に入ると思っていたのですが?
- Q2. 代行返上益のセグメント内訳はどうなっていますか?
- Q3. 2004年度以降の損益に対する代行返上の影響はどのくらいになりますか?
- Q4. 2004年度の税引前利益1,100億円と純利益300億円の差が、どうして税負担の重かった2003年度とあまり変わらないのですか?
- Q5. 2003年度と2004年度のテレビ事業の損益状況はどうなっていますか?
- Q6. 代行返上の半導体事業に対するインパクトはどのくらいですか?
- Q7. 2004年度の半導体営業利益の上期/下期の内訳をどう見ていますか?
- Q8. 1~3月のパソコン及び周辺機器の営業利益が改善した理由は何ですか?
- Q9. 2004年度は、パソコンのためにどのくらいの構造改革費用を計画していますか?
- Q10. 1~3月にパソコン及び周辺機器の営業利益が上振れしたのは、パソコン、周辺機器のどちらの寄与が大きいですか?
- Q11. パソコン及び周辺機器は、1~3月に比べて4~6月に減益になることも考えられますか?
- Q12. パソコン自体の黒字化はどの程度進んでいますか?
- Q13. システムLSI(半導体の一分野)の売上が2004年度にあまり伸びないようですが?
- Q14. 電力・社会システム事業が2004年度に増収となっている背景は何ですか?
- Q15. 2004年度の半導体の研究開発費と減価償却費は2003年度に比べてどのくらい増えますか?
- Q16. NAND型フラッシュメモリの単価下落についてどう考えていますか?
- Q17. 2004年度上期にはどのくらいの営業利益を見込んでいますか?
- Q18. 液晶事業では黒字が定着したと考えていいのですか?
- Q19. ハードディスクの生産台数はどのくらいですか?
- Q20. 2004年度の営業外損益が2003年度よりも500億円悪化する計画となっていますが、それは何故ですか?
- Q21. 2003年度の株式売却益はどのくらいですか?
プレゼンテーションの要旨
(1) 2003年度の連結業績は下記です。
売上高 | 5兆5,795億円 | (前年比-1%) |
---|---|---|
営業損益 | 1,746億円 | (同+590億円) |
税引前損益 | 1,450億円 | (同+919億円) |
当期純損益 | 288億円 | (同+103億円) |
- 注) 事業移管による減収1,760億円ですが、これを除けば約2%の増収です。
- 電子デバイス部門は半導体等の好調により売上、営業利益ともに大きく伸長しましたが、デジタルプロダクツ部門はパソコン事業の悪化等により減収、減益でした。
- 営業利益には厚生年金基金代行部分返上益489億円を含みます。
(2) 2004年度の見込(連結)は下記です。
売上高 | 5兆8,000億円 | (前年比+4%) |
---|---|---|
営業損益 | 1,900億円 | (同+154億円) |
税引前損益 | 1,100億円 | (同-350億円) |
当期純損益 | 300億円 | (同+12億円) |
フリー・キャッシュフロー | +500億円 | (同-832億円) |
QA
- Q1. 代行返上益は特別利益に入ると思っていたのですが?
- 期初時点ではそう考えていましたが、公認会計士と協議した結果、営業利益に入れることにしました。営業利益を489億円押し上げましたが、これは1月時点の想定よりも239億円多いです。
- Q2. 代行返上益のセグメント内訳はどうなっていますか?
- 社会インフラ部門が約220億円、電子デバイス部門が約150億円、デジタルプロダクツ約70億円などです。
- Q3. 2004年度以降の損益に対する代行返上の影響はどのくらいになりますか?
- 約200億円/年の利益となります。
- Q4. 2004年度の税引前利益1,100億円と純利益300億円の差が、どうして税負担の重かった2003年度とあまり変わらないのですか?
- 2003年度に比べて税負担はかなり軽くなると思われますが、有価証券の減損処理と、税負担が重くなる可能性を織り込んだからです。
- Q5. 2003年度と2004年度のテレビ事業の損益状況はどうなっていますか?
- 2003年度は大きな赤字を出しました。2004年度も依然厳しい状況が続いています。昨年度からの3年間はベースを作る期間であり、黒字化は2005年度からとなる見通しです。
- Q6. 代行返上の半導体事業に対するインパクトはどのくらいですか?
- 先ほど申し上げましたセグメント別までしか分けていません。
- Q7. 2004年度の半導体営業利益の上期/下期の内訳をどう見ていますか?
- 上期の営業利益をより大きく見ています。これが弊社の市場の見方です。
- Q8. 1~3月のパソコン及び周辺機器の営業利益が改善した理由は何ですか?
- パソコンのコストダウンが計画より早く進んだからです。また、1月にパソコン部門が社内分社化され、販売価格などのコントロールをよりうまく出来たこともあります。
- Q9. 2004年度は、パソコンのためにどのくらいの構造改革費用を計画していますか?
- 全社では350億円の構造改革費用を織り込んでいます。
- Q10. 1~3月にパソコン及び周辺機器の営業利益が上振れしたのは、パソコン、周辺機器のどちらの寄与が大きいですか?
- 大部分がパソコンそのものの改善です。
- Q11. パソコン及び周辺機器は、1~3月に比べて4~6月に減益になることも考えられますか?
- 可能性はあります。
- Q12. パソコン自体の黒字化はどの程度進んでいますか?
- もう一歩という感じです。今期は改善を大きく見込んでいます。
- Q13. システムLSI(半導体の一分野)の売上が2004年度にあまり伸びないようですが?
- 約5%の増収を見ています。そこそこの増収計画だと思っています。
- Q14. 電力・社会システム事業が2004年度に増収となっている背景は何ですか?
- 海外事業に力を入れていくからです。
- Q15. 2004年度の半導体の研究開発費と減価償却費は2003年度に比べてどのくらい増えますか?
- 研究開発費は約70億円増えます。減価償却費については、半導体を含む電子デバイス部門で約200億円増を見込んでいます。
- Q16. NAND型フラッシュメモリの単価下落についてどう考えていますか?
- かなりの下落に耐えられる体力があると信じています。
- Q17. 2004年度上期にはどのくらいの営業利益を見込んでいますか?
- 合計で450億円の計画です。社会インフラ部門は通常の季節要因により営業赤字となりますが、デジタルプロダクツ部門では2ケタ億円の営業黒字、電子デバイス部門では約600億円の営業黒字を見込んでいます。
- Q18. 液晶事業では黒字が定着したと考えていいのですか?
- はい。事業の内容が非常に良くなってきています。
- Q19. ハードディスクの生産台数はどのくらいですか?
- 1~3月は2.5インチ、1.8インチ合計で約180万台/月でした。4~6月はそれを上回る台数を計画しています。
- Q20. 2004年度の営業外損益が2003年度よりも500億円悪化する計画となっていますが、それは何故ですか?
- 2003年度には多くの株式売却を行いましたが、2004年度にはそれを織り込んでいません。弊社の営業外損益は、通常500億円前後の赤字となっており、2004年度にはそれに構造改革費350億円が上乗せされて、800億円となっています。2004年度の計画が通常ベースだとご理解下さい。
- Q21. 2003年度の株式売却益はどのくらいですか?
- 約320億円でした。
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