株主通信

証券コード:6502

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2020年

  • 秋号

株主通信2020年秋号

ウェブ版

  • (ご注意)本通信は2020年6月末時点で株主名簿に記録されている株主のみなさまにお送りいたしますことをご了承ください。また、本通信は、2020年8月12日時点の事実関係に基づき記載しております。その後の状況の変化等については、反映されておりませんのでご了承ください。

2.「東芝Nextプラン進捗報告」概要

決算説明会 (QRコード)
「決算説明会」ページ

6月5日に「東芝Nextプラン進捗報告 Resilience for Growth~インフラサービスカンパニーへ~」を公表いたしました。 2018年11月に公表した「東芝Nextプラン」の下、「フェーズ1」として主に基礎収益力の強化に取り組んできた成果や、「フェーズ2」として進めていく、成長に向けた今後の方向性についてご紹介します。
詳細は、投資家情報サイト内の「決算説明会」のページでご覧いただけます。

1.「東芝Nextプラン」初年度を振り返って

「東芝Nextプラン」の初年度となった2019年度の連結決算は、売上高3.4兆円、営業損益1,305億円となりました。営業損益では、新型コロナウイルスの影響が203億円、また構造改革費用等の一時費用108億円がありましたが、これらの影響を除くと、1,600億円を超える営業利益となります。これは2018年度の実績から倍増となり、「東芝Nextプラン」の1年目の目標を超過して達成できました。

2.「東芝Nextプラン・フェーズ1」を着実に実施

「東芝Nextプラン・フェーズ1」として、構造改革、調達改革や営業改革を実施したことにより、基礎的な収益力改善の効果が目に見える形で現れ、全事業セグメントで黒字を達成しました。これらの改革に加えて、上場子会社3社の完全子会社化、事業外資産の売却、課題事業のモニタリングにおける撤退基準の明確化、役員報酬の見直し等も実施し、株主様への還元としては7,000億円の自己株式取得も実施しました。

1年半での東芝Nextプランの進化と成長のフェーズ2に向けたプロセスの図

3. インフラサービスカンパニーへ

今後は成長軌道へシフトし、「東芝Nextプラン・フェーズ2」として、具体化に取り組んでまいります。新たな事業セグメントとして、当社の20近い事業体を「デバイス・プロダクト」、「インフラシステム(構築)」、「インフラサービス」、「データサービス」の4つの機能別セグメントに整理しました。差別化された「デバイス・プロダクト」が「インフラシステム(構築)」の競争力強化・拡大につながり、「インフラサービス」のロケーションを拡大させます。より多くのお客様へのサービスやオペレーションのサポートを通して「データサービス」が拡大し、得られたデータを活用することで「インフラサービス」の品質や効率が改善、また「デバイス・プロダクト」、「インフラシステム(構築)」の製品開発の差別化につながるといったように、各機能のシナジーのループにより、「インフラサービスカンパニー」として企業価値を最大化していきます。

東芝の新事業セグメントの図
各機能のシナジー効果の図

4. 新規分野の拡大

がん精密医療の分野を5年以内に主要な事業の一角に育てるべく、血液1滴で13種類のがんを99%の精度で検出できる「マイクロRNA検出技術」など、いくつかの領域で具体的な開発を進めています。
理論上盗聴が不可能な「量子暗号通信」の分野では、英国、米国を始め、世界各国での実証実験など、実用性の検証を行っています。

新規分野の拡大の図

本ホームページには、業績見通し及び事業計画等も記載しております。それらにつきましては、各資料の作成時点においての経済環境や事業方針などの一定の前提に基づいて作成しております。従って、実際の業績は、様々な要素により、これらの業績見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。