「思い描く」「作る」「試す」を高速に 繰り返し、アイデアを洗練させる
メイカースペース
メイカースペースは、手を動かしながら、繰り返し考えるための手法「プロトタイプ思考」を実践する場です。
3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を活用し、創造力を刺激しながら高速に試行錯誤を繰り返し、新しい価値を生み出します。
プロトタイプ思考とは
不確実性の⾼い世の中で新しい価値を⽣み出すには、従来のような問題を分析して論理的に解決するだけでなく、アイデアを試し、観察とフィードバックによって探索と適応を繰り返す「プロトタイプ思考」が有効です。具現化しながらアイデアを考えることで創造⼒が刺激され、考えているだけでは発想できないアイデアが創出できるようになります。
メイカースペースでは、さまざまなプロトタイピングのためのツールを⽤意して、「プロトタイプ思考」を実践できるようにしています。
カスタマーバリューデザイン®におけるプロトタイプ思考
「プロトタイプ思考」は、カスタマーバリューデザインの「課題発見」「課題解決」プロセスを支える思考方法です。そして、「試して洗練」した解決策を製品・サービスとして実現するためには、「プロトタイプ思考」により、繰り返し継続的にプロセスを回していくことが重要になります。
デジタル工作機械とは
デジタル工作機械とは、デジタルデータをもとに創造物を制作するための機器です。
Creative Circuit®では、「プロトタイプ思考」を実践するため、利用者が簡単に使うことができるデジタル工作機器を用意しました。ここでは、それらの一部をご紹介します。
光造形３Ｄプリンタ
精細な造形が可能な３Ｄプリンタです。アイデアのデザインの形状を確認したり、使い方を確認するためのプロトタイピングに用います。
また、他の機器を利用するための治具や成形型の作成にも利用しています。
カーボン３Ｄプリンタ
軽くて強度の高い造形が可能な３Ｄプリンタです。ウェアラブル機器のように強度が必要な機器や、ドローンのように軽量化が必要な機器のプロトタイピングに用います。
レーザー加工機
板状のものをカットするデジタル工作機械です。３Ｄプリンタと比較すると、非常に短時間にアウトプットを作ることができるため、より高速なプロトタイピングを行う時に活用します。
UVプリンタ
３Ｄプリンタで出力した筐体や、レーザー加工機でカットしたものに、直接、フルカラー印刷するためのプリンタです。使い方を検証するうえで、印字が重要になってくるもののプロトタイピングに用います。
切削加工機
木やプラスチックを切削するデジタル加工機です。3D的な造形をするだけでなく、電子回路の基板をプロトタイピングする際にも用います。また、3Dプリンタで出力したものを削って磨くといった仕上げの処理にも活用します。
射出成形機
ABSやPPなど、実際の製品に利用する素材での出力ができる機械です。最終製品と同じ材質での検証や、実証実験を行うために小ロットの量産を行いたい場合のプロトタイピングに活用します。
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