機能詳細
東芝の輸送計画 ICTソリューション TrueLineは、高いユーザビリティを誇る7つのサービスで業務の効率化をサポートします。
思い通りのランカーブを描く
簡単条件設定で時隔計算が可能
慣れ親しんだ手書きに近いスジ描画を実現
直感的操作と自動接続機能で作業効率アップ
シミュレーションをしながら計画立案が可能
パズルを埋め合わせるように直感的な操作が可能
GPSとGISにより車両位置をリアルに把握できる
運転曲線作成サービス
TrueLineは思い通りのランカーブが描ける
編成条件設定機能画面
運転曲線図
信号・閉塞
効率比較
速度距離曲線図
特長
- ランカーブの作成は自動⁄手動の2種類の方法があります。
- あらかじめ設定した地上条件(曲線・勾配・トンネル・ATC制限)と、画面上に自由に設定できる速度制限を使って、ランカーブを描けます。
- エネルギー消費量も算出、省エネに向けた検討が可能です。
- 駅間の経路を選択でき、曲線や勾配の違いも考慮して正確な計算ができます。
- 得られた駅間運転時分を査定し、基本ダイヤの基準列車として連携できます。
- 個別に計算したブレーキを表示し、落切検定や時隔計算の進入地点位置の把握に利用できます。
- 効率比較用の運転曲線の重ね表示や、運転時間・消費電力の一覧表示を確認し、消費電力と運転時間のトレードオフを見ながら、効率的な運転方法の検討ができます。
- 作成した運転曲線データは図表として出力します。プロッタで印刷すれば、各種申請資料や教育用資料としてご活用いただけます。
- 加速力曲線図や速度距離曲図のような車両性能データも図表として出力できます。
機能一覧
画面機能
概要
自動作図機能
最高速度で自動的に運転曲線を作図できます。
使用するノッチやブレーキを事前に制限を加えての、自動作図も可能です。
手動作図機能
画面上の任意のキロ程、速度から、ノッチ段数、ブレーキ段数を自由に選べる。手動による作図をマウス操作で行えます。
車両条件設定機能
現有の車両、動力等の故障想定車両、今後導入したい車両に対する、車両諸元、動力、制動条件を設定できます。
編成条件設定機能
設定済みの車両を組み合わせて、シミュレーションしたい編成をマウスによるドラッグ&ドロップで作成できます。
信号・閉そく機能
信号機位置や任意の地点において、順方向/逆方向、始端位置指定/終端位置指定等の条件でブレーキを計算し、結果を運転曲線図で表示します。一覧で表示することができます。
効率比較機能
計算のパラメータである加速力、減速度、重量等を段階的に変更して一括で計算し、運転曲線を重ねて表示します。また運転時間や消費電力を一覧表示することができます。
出力機能
概要
運転曲線図
精度の高い運転曲線図をPDF形式で出力します。
ランカーブ詳細一覧表
運転曲線の詳細情報(運転方法、開始キロ程、開始速度、終了キロ程、終了速度、ノッチ、速度変化の要因、消費電力、等)の一覧表をHTML形式で出力します。
変電所別情報
変電所ごとの消費電力の集計結果の一覧表をHTML形式で出力します。
要因分析表
要因ごとのキロ程等の集計結果の一覧表をHTML形式で出力します。
運転曲線分析図
要因分析結果を図で表示した運転曲線分析図をPDF形式で出力します。
加速力曲線図
加速力曲線図をPDF形式で出力します。
加速力曲線図(惰行)
惰行の加速力曲線図をPDF形式で出力します。
速度距離曲線図
速度距離曲線図をPDF形式で出力します。
時隔曲線作成サービス
簡単条件設定で時隔計算が可能
信号建植
無閉塞
特長
- 続行時隔/交差時隔が計算できます。また信号建植処理(信号機の自動配置)をすることができます。
- 2本の運転曲線の組み合わせのような指定方法で、複数個の計算結果を求める計算条件を簡単に作成できます。
- 時隔曲線図表示では、表示/非表示、線の太さ、線の色を、利用目的に合わせてカスタマイズすることができます。
- 時隔計算ではATC信号、地上信号機、無閉塞(続行のみ)の計算ができます。無閉塞計算はCBTC(Communications-Based Train Control)を模擬した計算方法です。
- 信号建植機能は時隔値の観点から適切な信号機の位置を提案する機能です。独自のアルゴリズムにより信号機位置を決定します。また決定した信号機位置に対する時隔計算結果も確認することができます。
- 時隔曲線図は図表として出力できます。
機能一覧
画面機能
概要
続行時隔機能/交差時隔機能
計算条件を満たす時隔のパターンを一括して計算します。
計算結果は一覧表示や時隔曲線図で表示します。
時隔曲線図は図表出力が可能です。
時隔曲線図に表示する図形の色や線のカスタマイズが可能です。
ATC信号、地上信号機、無閉塞(続行のみ)が計算可能です。
信号建植機能
指定駅間の信号機の位置を提案します。
信号機数または目標時隔値を入力として信号機位置を決定します。
決定した信号機位置を使用した時隔計算結果を表示します。
出力機能
概要
時隔曲線図
時隔曲線図をPDF形式で出力します。
加速力曲線図
加速力曲線図をPDF形式で出力します。
加速力曲線図(惰行)
惰行の加速力曲線図をPDF形式で出力します。
速度距離曲線図
速度距離曲線図をPDF形式で出力します。
基本ダイヤ作成サービス
慣れ親しんだ手書きに近いスジ描画を実現
ダイヤ運行図表編集機能
車両運用横棒編集機能
特長
- 列車運行の基本となる基本ダイヤと、車両運用を画面上で運行図表や横棒、表形式画面で作図できます。
- 列車スジのコピーや移動、削除など様々な編集機能があります。
- 運転曲線サービスと連携して基準列車を作成できます。停車時間を追加すれば、ドラッグ&ドロップ操作で列車スジを描けます。
- 分岐線区や接続している他社線区も同一運行図表上に表示することができ、他の鉄道やバスとの接続を考慮しながらの検討もできます。
- 列車種別と車両形式を指定でき、各スジに色など線種属性を指定できます。
- 既定の駅間運転時分や停車時間などのルールに従い、あらゆる区間で正確な作図ができます。初期検討時にはルールに従わない自由な描画も行えます。
- 運行図表画面上で、単線での追越しチェックや支障の発生、時隔を満たさない場合にアラームが表示されます。
- クラウドセンター上でダイヤデータを共有することにより、異なる事業者、場所で一つのダイヤを協調して作成できます。
- 作成したデータは運行図表としてPDFファイルに出力、駅時刻表、列車時刻表、列車走行キロなどは、Excelで読み取り可能なデータに出力でき、他のシステムや自社Webページへの掲載などに利用できます。
- GPSからの走行実績データを使って計画ダイヤに重ね合わせできます。計画ダイヤへのフィードバックや運行図表への実績ダイヤの重ね合わせ印刷ができます。
機能一覧
画面機能
概要
ダイヤ運行図表編集機能
運行図表上で直接列車スジを描画できる。既定の運転時分や停車時間に従った描画も可能です。
出発・到着時刻、停車時間の変更がマウス操作で自由自在です。
車両運用運行図表作図機能
運行図表上で列車の折り返しや種別変更時のスジの接続をマウス操作だけで描画できます。
手動での接続だけでなく、自動接続による一括操作も行えます。
車両運用横棒編集機能
列車横棒をドラッグ&ドロップ操作で組み合わせて、車両運用横棒を編集する機能です。
出力機能
概要
列車運行図表
運行図表をPDFファイルで出力できます。
駅時刻表
駅別の時刻表を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelでの再編集が可能です。
列車時刻表
列車別の時刻表を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
列車運用表
運行番号ごとの車両の運用を箱ダイヤ形式のPDFファイルで出力できます。
列車別の列車キロも出力できます。
車両運用表
車両の運行番号と出入庫の時刻が横棒形式のPDFファイルで出力できます。
発着時刻表
列車番号ごとの到着・出発時刻、駅停車時間の詳細情報を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
列車キロ表
車型別の列車の運行区間と走行回数別の列車キロを表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
乗務員 ⁄ 車掌運用作成サービス
直感的操作と自動接続機能で作業効率アップ
運行図表編集機能
乗務員仕業横棒編集機能
乗務員運用表
行路表
特長
- 基本ダイヤデータから、画面内での乗務員行路の分割が1クリックでできます。自動での一括行路分割もできます。
- 分割した行路を、運行図表や横棒画面上のドラッグ&ドロップ操作で乗務員行路を組み立てることができます。自動での一括行路組み立てもできます。
- 日勤、泊り、明けの勤務種別ごと、乗務員運用ごとに、スジの色など線種属性を指定できます。
- 基本ダイヤシステムと連動し、基本ダイヤでの変更内容が、乗務員⁄車掌運用行路へ即時に反映されます。
- 運行図表、横棒画面上で充当⁄未充当が一目で判別できます。
- 勤務条件の設定により、乗務行路や仕業に付帯作業時間を自動で割り付けます。
- 作成された仕業は日勤行路、泊り明け行路として、横棒一覧形式、箱ダイヤ形式で確認できます。
- 作成したデータは運行図表、仕業表としてPDFに出力、乗務員行路などはXML形式のExcelで読み取り可能なデータに出力できます。現業部門で再加工し、実運用に活用できます。
機能一覧
画面機能
概要
乗務員行路運行図表編集機能
運行図表上で車両運用スジから乗務員行路への分割をマウス操作で作成できます。
手動での編集だけでなく、自動による一括操作も行えます。
乗務員仕業運行図表作図機能
運行図表上で乗務員行路スジをマウス操作だけで接続し、仕業を作成。手動での接続だけでなく、自動接続による一括操作も行えます。
乗務員仕業横棒編集機能
乗務員行路横棒をドラッグ&ドロップ操作で組み合わせて、仕業横棒を編集する機能です。
仕業別乗務員運用確認機能
仕業全体のバランスを横棒で確認したり、仕業ごとに箱ダイヤで乗務員の運用を確認できます。
出力機能
概要
乗務員運行図表
乗務員用の運行図表をPDFファイルで出力できます。
仕業表
仕業とその横棒の一覧をPDFファイルで出力できます。
乗務員運用表
1日の車両の動きの中でどの乗務員が運用されているかわかる横棒形式のPDFファイルを出力できます。
勤務時間表
勤務時間や、付帯する作業時間などがサマリー、詳細を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
行路表
乗務員の運用を箱ダイヤ形式の表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
構内基本計画作成 ⁄ 構内作業管理サービス
簡単操作でシミュレーションをしながらの計画立案が可能
入出庫・転線編集機能(構内マップ図)
入出庫・転線編集機能(構内ダイヤ図)
特長
- 基本ダイヤデータの入出庫情報から、車両基地内の転線計画を二つの方法(車両基地マップ上、構内ダイヤ図上)で作成できます。
- 作成した構内ダイヤは、車両基地マップ上で実際の編成の動きをシミュレーションして確認できます。
- 入出庫や転線にかかる時間は、既定の移動時間で作成されます。また既定の設定に従わない移動時間での作成もできます。
- 入出庫や転線経路が複数存在する場合は、移動前後の番線の指定だけでなく、経路を指定して計画立案できます。
- 検査線に入線した編成に対して、検査する時間帯や検査内容を編集できます。
- 構内作業管理で立案した検査内容は、検査計画⁄車両割当管理サービスと共有できます。
- ある編成に対して、特定日の検査作業で行わないといけない特記作業内容を記録でき、検査計画⁄車両割当サービスと情報を共有できます。
- 構内ダイヤ図や入出庫の一覧、検査一覧を出力できます。
機能一覧
画面機能
概要
入出庫・転線編集機能
(構内マップ図)
構内マップ図上で、入出庫情報から構内ダイヤスジを作成できます。
留置車両をマウスによるドラッグ&ドロップで操作し転線計画を立案できます。
入出庫・転線編集機能
(構内ダイヤ図)
構内ダイヤ図上の、スジを直接マウスでつかんで移動させることで、入出庫スジ、転線スジを作成できます。
出力機能
概要
構内運行図表
車両基地内の運行図表をPDFファイルで出力できます。
出入庫転線一覧表
車両基地内の編成の入出庫や転線一覧を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
日別検査一覧表
日別の編成ごとの検査内容の一覧を表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
検査計画作成⁄車両割当管理サービス
パズルを埋め合わせるように直感的な操作が可能
検査計画立案機能
特長
- 検査予定、検査回帰、検査容量をわかりやすく表示しながら、最適な検査計画の立案を実現します。
- ドラッグ&ドロップ操作で直感的に運用や編成を入れ替えることができ、作業時間の短縮を図れます。
- 検査計画で立案した検査内容は、構内作業管理サービスと共有できます。
- 基本ダイヤで車両運用での次運用を定義すれば、ドラッグ操作で翌日以降の運用計画を簡単に作成できます。
- 検査の回帰エラーや、編成の運用がつながらない問題など、各種のアラームが表示され、計画立案をサポートをします。
- ある編成に対して、特定日の検査作業で行わないといけない特記作業内容を記録、構内作業管理サービスと情報を共有できます。
- 計画上での列車走行キロだけでなく、実績による補正および正確な回帰エラーを検出できます。
- 車両割当の一覧や、検査の予定を出力できます。
機能一覧
画面機能
概要
編成基準検査計画立案機能
編成ごとに検査回帰を勘案しながら検査の長期計画が立案可能です。
編成への運用の割り当てをマウスによるドラッグ&ドロップで操作できます。
運用基準車両割当編集機能
運用ごとに割当たっている車両を編集できます。
運用変更する場合や車両の手当てができなくなった場合に、運用へ編成をマウスによるドラッグ&ドロップ操作で充当できます。
出力機能
概要
車両割当表
日付別に運用に編成が割当たっているかの一覧をPDFファイルで出力できます。
検査予定表
日別に検査線へ入線する編成の一覧と、その検査内容などを表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
日別運用表
1日の検査線へ入線する編成の一覧と、その検査内容などを表形式htmlファイルで出力できます。
Excelで再編集が可能です。
GIS運行監視サービス
GPSとGISにより車両位置をリアルに把握できる運行監視システム
固定表示(CTCモード)機能
特長
- 監視エリアの固定表示、1列車に着目した追跡監視、上空からの3D表現、見まわり監視など自由に選択できます。
- 非常時の列車位置確認がスムーズ、お客様にタイムリーなご案内ができます。
- 車両長を考慮した移動体表示により、地上設備との位置関係の把握ができます。
- 3パターン(通常の地図、衛星写真、3D立体地図)の表示に切り替えができます。
- 固有設備を独自のマップとして登録し重ねて表示ができます。
- 踏切での防護発報、監視カメラ映像など、自社内情報を重ねて表示することができます。
- 他のシステムから得られる防災関連の情報も重ねて表示することができます。
- ダイヤ情報と比較した差異時間の算出と表示が秒単位でできます。
- GPSからの走行実績をダイヤシステムへフィードバックする機能があります。
機能一覧
画面機能
概要
固定表示(CTCモード)機能
あらかじめ決められた地図の領域でダイヤ計画されている列車の動きを監視できます。
マップ運行表示機能
任意で指定した地図の領域でダイヤ計画されている列車の動きを監視できます。
列車追跡表示機能
指定した現在走行中である列車を地図の中心に表示し続けて監視できます。
車両位置表示機能
車両から最後に送信された位置情報に従い位置表示ができます。
電源を切られた車両や、行先不明になった車両を追跡できます。
GPS:Global Positioning System:全地球測位システム
GIS:Geographic Information System:地図情報システム
輸送計画 ICTソリューション TrueLine® を導入したお客様
ダイヤ作成によって関連帳票も自動出力できるので、正確性が大きく向上しました。本社業務のみならず、現場業務の負担軽減にも貢献します。システムの試用では実業務をイメージしやすく、使いやすさを実感。
かねてから切望していたシステム化を実現し、これまで困難だった様々なシミュレーションを実施できる環境が整いました。常に新しい仕組みが継続的に実装されていくクラウドならではのメリットも。
輸送計画 ICTソリューション TrueLine® に関する