決算説明会

証券コード:6502

2008年度

2008年度 業績予想の修正 説明会

第170期 (2009年3月期)

注意事項:本ページの各説明会資料、説明会のポイント、QA、説明会音声データなどには、2015年9月に公表した過年度決算修正の内容が反映されておりません。その結果、投資判断に利用するには不適当な情報が含まれていますので、それに依拠して投資判断を下すことはお控えください。当社は、本情報を使用されたことにより生じるいかなる事項についても、理由の如何を問わず一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。

主な質問と回答

プレゼンテーションの要旨

(1) 概要 08年度業績見通し

08年度 07年度 1月公表 対計画
対07年度 対1月公表
売上高 66,500億円 76,653億円 67,000億円 △10,153億円 △500億円
営業損益
%
△2,500億円
△3.8%
2,464億円
3.2%
△2,800億円
△4.2%
△4,964億円
△7.0%
300億円
0.4%
税引前損益
%
△2,800億円
△4.2%
2,650億円
3.5%
△3,300億円
△4.9%
△5,450億円
△7.7%
500億円
0.7%
当期純損益
%
△3,500億円
△5.3%
1,274億円
1.7%
△2,800億円
△4.2%
△4,774億円
△7.0%
△700億円
△1.1%
  • *モバイル放送は08年度末において非継続事業になった為、07年度の業績値を組み替え表示しています

(2) 業績予想修正の内訳

営業損益 △2,500億円 (+300億円)
デジタルプロダクツ +50億円 TV事業が改善し黒字化確保
電子デバイス +150億円 メモリ、システムLSI事業の増収により改善
税引前損益 △2,800億円 (+500億円)
営業損益の改善により改善
当期純損益 △3,500億円 (△700億円)
繰延税金資産(地方税)850億円の取り崩し等により悪化
  • ( )内 対1月公表

(3) 体質改革プログラムへの取り組み

1. 課題事業における事業構造改革課題事業における事業構造改革

  • 半導体事業の構造改革
  • 液晶事業の構造改革
  • その他課題事業(デジタルプロダクツ、家電等)についても同時に検討

2. 体質強化に向けた全社施策

  • 徹底した固定費削減(対08年度 3,000億円削減)
  • 利益造出に向けた施策(コスト競争力強化・海外事業拡大等)

3. 成長事業への集中と選択の加速

  • 社会インフラ事業へ経営資源をシフト
  • 新規事業の加速(環境・エネルギー分野等)

QA

Q1. 1月29日発表の業績予想に対する修正の内訳を教えて下さい。
営業損益は-2,500億円と1月29日発表の業績予想に対して300億円改善しました。デジタルプロダクツ部門では50億円改善しました。TV事業が改善し黒字を確保したことが主な理由です。また電子デバイス部門では150億円改善しました。メモリ、システムLSI事業の増収等により改善したことが主な理由です。税引前損益は-2,800億円と営業損益の改善により500億円改善しました。当期純損益は繰延税金資産(地方税)の取り崩し等により-3,500億円と700億円悪化しました。
Q2. なぜ、繰延税金資産を取り崩すのですか?
08年度の業績は1月29日発表の業績予想に対して、全社をあげた努力により営業損益は改善する見通しですが、今後の景況感に関しては依然として予断を許さない状況に有ると考えており、景気回復の時期が遅れるなどのリスクを考慮し、最終的に追加の取崩し850億円を含む東芝単独の地方税見合いの繰延税金資産の全額を取り崩すこととしました。
Q3. 09年度の構造改革費を当初予定の350億円から600億円に増額させたという報道がありましたが事実ですか?
前回公表時には08年から09年にかけて約500億円(08年度:約150億円/09年度約350億円)の費用を見込んでいましたが、今回は約750億円(08年度:約150億円/09年度約600億円)を見込んでいます。
Q4. 09年度については黒字を確保できそうですか?
黒字化を目指したいと考えていますが、09年度見通しについては現在策定中であり、お答えできません。
Q5. D/Eレシオの悪化要因を、D(有利子負債)とE(自己資本)に分けて教えて欲しい。3Q(10-12月期)にも増して悪化しているにも関わらず、4Q(1-3月期)で手を打てていないと思いますが、どう考えていますか?
D(有利子負債)は若干増加しており、4Q損益悪化、年金負債調整の洗い替えによる包括損益の悪化を受けてE(自己資本)が毀損。D/Eレシオは大きく悪化しています。今後、損益・キャッシュフロー両面での改善を重ね、D/Eレシオ改善を図ります。

本ホームページには、業績見通し及び事業計画等も記載しております。それらにつきましては、各資料の作成時点においての経済環境や事業方針などの一定の前提に基づいて作成しております。従って、実際の業績は、様々な要素により、これらの業績見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。