経営方針・事業説明会

証券コード:6502

2008年度

経営方針説明会

(2008年5月8日)

主な質問と回答

主な質問と回答

Q1. 今後のフリーキャッシュフローの計画を教えてください。
戦略投資を継続しながらキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)改善の更なる加速などにより、投資キャッシュフローを上回る営業キャッシュフローを創出し、3年間累計で今後+3,000億円のフリーキャッシュフローとなる計画を立てています。
Q2. 全ての事業領域で「利益ある持続的成長」を実行とあるが、HD DVD事業終息発表時にコメントのあったデジタルプロダクツの新戦略の進捗状況を教えてください。収益性をどのように高めていくのでしょうか?
デジタルプロダクツの商品戦略は下記の2点に集約できます。
(1)高画質化:高画質に親しみ始めているユーザに、さらに幅広く高画質を、お楽しみ頂く機会を提供するために、東芝の強みである半導体技術と画像処理技術により、超解像機能搭載TV/PC/DVDプレーヤーを市場投入していく。
(2)モバイル:東芝の強みであるNAND型フラッシュメモリ、そのNAND型フラッシュを搭載したSSD(ソリッドステートドライブ)、小型HDD(ハードディスクドライブ)などのストレージ技術、燃料電池、マルチアンテナ技術などの部品技術により、様々なモバイル機器を市場投入していく。
Q3. NAND型フラッシュメモリの2010年度までの価格下落前提について教えてください。NAND市場は伸張を続けるのでしょうか?
年間40-50%程度の価格下落を見込んでいます。
東芝のSSDの立ち上げは2ヶ月程予定より遅れましたが、市場は2008―09年にかけて形成されていくので、まだ市場は大きく立ち上がってきません。しかし、搭載するNAND型フラッシュの数も多いのでSSD市場が形成されていくと引き続きNAND市場は伸長していくと考えています。東芝としては、56ナノメーターから43ナノメーターへの生産シフトの前倒しを図りコスト競争力もつけていく予定です。
Q4. 原子力事業計画は、2015年までに33基の受注を見込んでいるということでしたが、その調達については問題ないでしょうか?また、リスクはないでしょうか?
今回発表した回収計画計算には受注数は33基として入っていますが、市場の大きさから考えると受注数はもう少し増える可能性があると考えています。ABWRも今回2基を織り込んでいますが、将来的に増えると思います。機器の供給に関してはいろいろと話を進めています。昨日発表したインドでの蒸気タービン・発電機に関する製造及び販売の合弁会社設立もその一つです。

本ホームページには、業績見通し及び事業計画等も記載しております。それらにつきましては、各資料の作成時点においての経済環境や事業方針などの一定の前提に基づいて作成しております。従って、実際の業績は、様々な要素により、これらの業績見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。