光応用・画像検査技術
光学・検査技術研究部

機械工学専攻 2016年入社 M.K.さん

光学技術を新製品の研究や開発に活用しています。先端的なセンシング技術や、製品の付加価値を高めるレーザ加工技術、製品品質を保証する自動外観検査技術の開発に取り組んでいます。

光応用・画像検査技術
光学・検査技術研究部
機械工学専攻 2016年入社 M.K.さん

光学技術を新製品の研究や開発に活用しています。先端的なセンシング技術や、製品の付加価値を高めるレーザ加工技術、製品品質を保証する自動外観検査技術の開発に取り組んでいます。

光応用製品の実用化を目指して


広く・深い知識を持つ光技術者を目指して


学生時代は機械工学専攻で、レーザを専門とした研究室に所属し、近接場を用いた顕微鏡を開発していました。研究を進めていく中で、研究室内外で多くの方たちと出会い、一緒に研究できたことは大きな経験でした。

就職活動では、レーザなどの光技術を生かした研究で、光技術を多種の製品や分野に展開したいと考えていました。東芝生産技術センターは、1つの製品や分野に限らず、様々な製品に関わることができるため、自分の得意分野を生かしつつも新しいことに挑戦できると思いました。また東芝内の他の研究所に比べ、光技術に力を入れていることに魅力を感じて入社しました。


製品化に向けて海外の研究所を経験


現在は、量子力学を応用した暗号通信(量子暗号)の製品化に携わっています。量子暗号は、電話やメールなどの情報が原理的に絶対盗聴されない光通信技術です。量子暗号により、安全に情報交換できるため、個人情報や秘匿性の高い情報などを外部へ漏洩することを防ぎます。

量子暗号装置の製品化では、基礎検証だけでなく、コスト削減や信頼性向上などの技術も必要になります。そのため、研究を主体に仕事をしている人たちや、お客様に近い位置で仕事をしている人など、様々な分野の方たちとお話しする機会があります。色々な人たちと協力しながら製品を作り上げていくため、知識だけでなくコミュニケーション能力も大切だと感じています。

また、海外で開発した先端技術を日本に取り入れるためイギリスに出張し、現地の研究者と触れ合う機会がありました。イギリスの研究者は、業務時間内に仕事を終わらせる集中力や実験設備の多様さなど驚かされることが多く、異なる文化に触れる良い経験になりました。若手でも海外に行くチャンスがあるなど、自分を成長させる機会が数多くあることも東芝生産技術センターの魅力の1つだと思います。


働きやすく成長できる職場


私が所属する光学・検査技術研究部では、光を用いた計測技術、レーザを利用した加工技術、画像処理や機械学習を活用した検査技術などを用いて、幅広い領域の事業に貢献しています。職場は気さくで面倒見の良い先輩が多いので、実験などで困った時にはなんでも相談できる環境です。様々な専門分野のスペシャリストと仕事をすることができるため、自分の知見を広げることができる幸せな環境です。

プライベートでは、入社時に出会った同期と食事に行き、仕事や私生活のことを語り合うことでリフレッシュしています。同期は、仕事の悩みなどを共有することができるので、本当に大切な存在です。

就職活動では、今までやってきたことに自信を持つことが重要だと思っています。研究内容や結果だけでなく、結果に辿り着くまでの過程や努力、学会での発表経験、様々な人との出会いなど、様々な経験が社会人になるうえで役に立ちます。自身の想いを信じて、自分に合った職場、そして自分をもっと成長させられる職場を見つけて下さい。

趣味の旅行でリフレッシュ!

光学・検査技術研究部では、レーザ加工、検査、光計測を中心に、光や画像に関連する幅広い領域を対象とした業務に取り組んでいます。学生時代の専攻分野は、物理、電子、光、機械、材料、情報、統計、システムなど多岐に渡っており、入社してから自分の専門分野を深堀していくことは勿論のこと、周りの仲間と協力しながら、新しい分野に積極的に挑戦し、技術者として幅を拡げていける環境があります。Kさんも入社後、初めて量子暗号を学び、今では製品化に向けた開発の第一人者として活躍してくれています。明るく、元気で、何事にも前向きなKさんには、今の開発を成し遂げた後、また1つ新しい分野に挑戦して、将来の東芝を支えていく大切な人財として、更に飛躍してくれることを期待しています。

※記載内容は掲載当時のものです。