東芝マイクロ波給電技術とは

東芝マイクロ波給電技術の特徴、活用が想定されるシーンをご紹介します。

東芝マイクロ波給電技術とは

東芝マイクロ波給電技術の特徴、活用が想定されるシーンをご紹介します。

東芝マイクロ波給電技術とは

一般的な無線給電の種類と仕組み

電磁誘導方式
(ほぼ密着して給電)

給電側と受電側の2つのコイルが起こす「磁束」によって送電

磁界共振結合方式
(数cm~数mでの給電)

給電側と受電側の2つのコイルが起こす「磁界共振」によって送電

電界結合方式
(数cm~数mでの給電)

給電側と受電側の2つのコイルが起こす「磁束」によって送電


東芝は給電空間伝送方式
(数m~10mでの給電)


電波(マイクロ波等)により遠方に給電。受信した電波のエネルギーを電流に変換して使用。


ビーム制御により多数機器への最適給電が可能です


最適時分割給電

多数の機器からの給電要求を満たすように給電ビームを最適時間間隔で切り替え、全体を同時給電する従来手法より約40倍早く要求値を充足可能です

ターゲット追従

受電器が移動する場合でも追従してビームを制御することで給電可能受電器からのビーコン信号を検出し、位置を検出します


他の無線システムの信号を検出し、給電動作を調整することで共存が可能


Wi-Fiを検出し、時間・空間的に回避

周辺の無線LAN(Wi-Fi)通信に干渉することなく、狙った場所に効率よく電力を送る(給電)ことができる干渉回避機能を搭載。

給電時間を最適制御

無線LAN(Wi-Fi)の信号強度を検出し、給電のON・OFFを自動制御させることで、同一環境で最適給電を実現。

東芝マイクロ波給電技術が実現する未来


想定シーン1:
東芝マイクロ波給電技術が活躍する工場


各種センサ・ロボットへの給電により、ダウンタイム削減、メンテナンス性向上を実現します

装置レイアウトの自由度・メンテナンス性の向上

ビームフォーミング技術により、ピンポイントで電力を供給可能にすることで、多数のセンサの設置に貢献。

ロボットの導入をサポート

用途ごとに異なるセンサの交換や、導入済み
ロボットへのレトロフィットを完全無線センサで実現。

新設備の導入が高価な機器への活用

NC加工機など、設備更新が高価な機器の電池利用部分を
無線給電に更新することで、導入のハードルを下げる。


ロボットの導入をサポート


背景や課題

ロボットによる生産の自動化が進むのに伴い、安価な汎用ロボットの利用が望まれる。一方で用途によりロボットに必要なセンシング情報が異なるため、容易に交換可能なセンサの要求が高まる。同様に導入済みのロボットの容易なアップグレード(レトロフィット)の需要も高まっている。

東芝の提案

後付けのセンサへの給電を行うことで完全無線センサを実現し、用途に応じ自由にセンサ種・設置場所を選べるようになる。同様にレトロフィットも容易に実現可能となる。

Point 1:大容量で何十台規模の機器に対しても給電可能
Point 2:共存機能で他の機器とも干渉せず使える

他にも様々な想定シーンを描いた資料があります
もっと知りたい方は資料をダウンロードしてください


想定シーン2:
東芝マイクロ波給電技術が可能にする、屋内外どこでも給電できる街


屋内外での給電を可能にすることでどんな場面でも運用を柔軟に変えていく

災害時には野外への給電を可能に

野外でも給電を可能にし災害時の給電サービスをサポート。

契約者にピンポイントで給電

カフェや駅などで、いつの間にか充電が完了している未来を実現。

施設専用端末への給電サービス

テーマパークで貸し出しているAR・VR体験用端末
(リストバンド等)への給電や、来場者のスマホへの給電。


2030年 スマートフォン・タブレット端末への息継ぎ給電


背景や課題

マイクロ波を使ったワイヤレス給電方式が注目を集めている。 実用化されれば、スマートフォンのバッテリー残量を気にしたり、IoTデバイスのバッテリー交換の煩わしさから解放される。 いつの間にかバッテリーの充電が完了しているという未来を待ち望んでいるユーザーが多数存在する。

東芝の提案

室内での給電は商業施設や、飲食店、駅構内への無線給電設備の導入しユーザーが受信の同意をするだけで給電がされる。災害時には野外でも給電できるようになり、平常時と災害時で運用が変わっていく。

Point 1:ピンポイントに給電できることで、無駄な電力を削減し省エネに
Point 2:平常時と非常時の運用を工夫できることで、顧客満足度に貢献

他にも様々な想定シーンを描いた資料があります
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