SIPシリーズの特長

鉛蓄電池は過充電になると水素ガスを発生する可能性がありますが、東芝の産業用リチウムイオン電池 SCiB™ SIPシリーズは危険な水素ガスを排出しないため作業現場でも容易に充電可能です。

一般的なリチウムイオン電池では、低温環境下や長期にわたる使用、大きな電流を流すことによってリチウム金属が析出しやすくなり、セパレータを突き破って内部短絡に至ることがあります。東芝のリチウムイオン電池 SCiB™ではリチウム金属の析出がありません。

東芝のリチウムイオン電池 SCiB™は、外部からの圧力などによって内部短絡が発生しても、発煙・発火の可能性が極めて少ないリチウムイオン電池です。

東芝のリチウムイオン電池 SCiB™及びSCiB™ SIPシリーズは多くの安全規格に適合しています。

鉛畜電池で8時間かかっていた充電時間を、大幅に短縮できます。ご要望に応じて20分以内の充電にも対応します。

急速充電が可能になることで、充電による停車時間を大幅に短縮でき、最少台数で運用することで、稼働効率は飛躍的に向上します。

実測ではSOC^※0～100%の充放電を20,000回繰り返しても70%以上の容量を維持します。また、SOC^※50～90%の充放電で20,000回繰り返した場合、当社シミュレーションでは、容量の劣化はほとんどありません。
※SOC：State of Charge（充電状態）

長期間買い換え不要でトータルコストを削減！
しかもメンテナンスフリー！

イニシャルコストだけなら鉛蓄電池の方がお得に見えますが、運用期間が長くなるにつれて、東芝の産業用リチウムイオン電池 SCiB™ SIPシリーズの方が割安に。

廃棄サイクルが長いため、環境負荷を抑制でき、作業現場と自然環境へのやさしさを両立します。

鉛蓄電池は大きくて重く、充電や電池交換が重労働でしたが、東芝の産業用リチウムイオン電池 SCiB™ SIPシリーズは1/4(8kg)の軽さに！作業負担を軽減します。
AGV などに適用すれば、電費を改善できるとともに装置の小型・軽量化にも貢献します。

BMU（バッテリー・マネージメント・ユニット）を搭載することで電池状態を診断（過充電・過放電・過電流・高温度など）し、電池を保護します。また、上位コントローラへ電池状態を通知するためのデジタル出力や通信機能も備えており、東芝の産業用リチウムイオン電池 SCiB™ SIPシリーズはオールインワンの電池モジュールです。

特別な回路不要で、シンプルな配線のみですぐに使用できます。一般のリチウムイオン電池の取り扱いには十分な注意が必要で、外部に充放電回路や保護回路、安全回路などの複雑な電気配線が必要ですが、東芝の産業用リチウムイオン電池 SCiB™ SIPシリーズはスタート信号をONするだけのシンプルな配線のみでご使用できます。またスタート信号がOFFの時は出力も遮断され安全です。