大好評のオンラインセミナーシリーズ第5弾!デザイナーが教える人間工学 ~記憶のしくみと認知の働き (認知特性に基づくデザインのコツ編)を開催します
2023.3.6
内容
私たちは、眼や耳からはいった情報を、脳で解釈・判断しています。この情報処理を「認知」と呼びます。
高度情報社会において、相手にきちんと伝わるように情報を発信するため、「認知しやすい=わかりやすい」デザインの重要性が高まっています。特に、社会インフラを担う東芝では、子供からお年寄りまで誰もが利用しやすい製品・サービスを提供する必要があることから、人間工学や認知工学の知見をベースに、「認知しやすい=わかりやすい」デザインの知見を蓄積しつづけています。
この「デザイナーが教える人間工学」では、東芝のデザイン部門で様々なデザイン活動を実践する傍ら、多くの大学で教鞭をとる講師が、人間工学に基づいた「わかりやすさ」のデザインについて解説します。
今回のテーマは、注意と解釈です。
まず、「見えている」と「意識している」の違いについて考えてみましょう。
まぶたを開けていれば、まわりの様子が目に映ります。しかし、私たちは目に映るすべてを意識しているわけではありません。例えば、今、あなたの目には、この画面を含めて、様々なものが映っているはずですが、「私はこれを見ている」と意識できているのは、今、まさに読んでいるほんの短い文字列だけでしょう。「私はこれを見ている」書かれたひとつ前の文章を読んでいたとき、そのすぐ近くに配置されているにもかかわらず、下の行の文字列には全く意識が向いていなかったはずです。このように、「見えている」ことと「意識している」ことは違います。
さらに、私たちは意識したものを「解釈」することができます。この「見えている」→「意識している」→「解釈する」という過程を経て、やっと今見ているものが何であるか「わかる」のです。
このウェビナーでは、このようなメカニズムを考慮して、何をどう見せて、何を意識してもらい、どう解釈してもらうのかよいかを考えます。ぜひ、誰にでもわかりやすくデザインするために役立ててください。
※ これは前回のウェビナーからの続きですが、内容は独立していますので、前回を視聴していなくても今回の内容だけで十分にわかるようになっています。
こんな⽅におすすめです
- 見やすい/伝わりやすいデザインに悩んでいるデザイナー、クリエイターの皆さん
- もっとわかりやすい資料をつくりたいと思っているビジネスパーソンの皆さん
- デザインや人間工学を学んでいる学生さん、人間の心理や認知のしくみに興味のあるすべての皆さん
セミナー概要
⽇程 2023年3月23日(火)18:00~19:00
場所 オンライン(Zoom)※1
定員 先着480名 ※2
参加費 無料
主催 株式会社東芝 デザイン開発部 共創推進担当
- お申し込みいただいた⽅へのみ視聴URLをお送りいたします。当⽇のご案内メールが届かない⽅はお⼿数ですが (cocre-contact@ml.toshiba.co.jp)までご連絡ください。
- 定員となり次第、お申し込みを終了させて頂きますので予めご了承下さい。
スピーカー
井戸 健二(株式会社東芝 デザイン開発部 共創推進担当)
千葉大学工学部工業意匠学科(現デザイン学科)でデザインと人間工学を学び株式会社東芝に入社。デザイン部門にて20年以上にわたり、多くの製品・システム・サービスのデザインに従事。人間工学の専門性を活かして、ユーザー調査の設計と実施、UXコンセプトの策定、インタラクションデザインの提案、プロトタイプの評価など一連のデザインプロセスの様々な活動フェーズで、客観的・論理的にデザインを考える役割を担っている。東京工芸大学・多摩美術大学講師、日本人間工学会認定人間工学専門家。
お申込みはこちら
https://toshibaergonomics05.peatix.com/
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お問い合わせ
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株式会社東芝 CPSx デザイン部
〒105-8001 東京都港区芝浦 1-1-1