レーザー加工機のデータ作成を簡単に!Inkscape講座を開催しました
2022.1.28
メイカースペースのレーザー加工機を使うための、2Dパスデータを作成することができるフリーソフト「Inkscape」の講座をオンラインで開催しました。
「Inkscape」はオープンソースで開発されている画像編集のソフトウエアで、illustratorを持っていない人でも簡単にパスデータを作成できます。
今回は、大人気M5シリーズのATOM Matrixを格納する筐体+レーザー加工機の彫刻機能を活用したLEDで点灯する看板のつくりかたをレクチャーいただきました。
まずは、「Maker Case」というサイトを使ってATOM Matrixを格納する箱のデータを作成し、「Inkscape」で配線部分の加工を行いました。
続いて、彫刻する部分のデータを作成しました。アクリルは中に入れた光が外に出にくい性質で、彫刻のように傷をつけておくと選択的にその部分が光ります。講師の安達さんはその性質に魅力を感じているとのことで、「Inkscape」でビットマップ化するデータも「豆電球」にされていました。
途中、不明点やショートカットキーなど参加者同士でもチャットで補完し合ったりと、オンライン講座ならではの場面もあり、和気あいあいとした雰囲気でした。
後日参加者の方が「Inkscape」で作成したデータで、KM1のレーザー加工機を使って実際に彫刻、カットをしに来られました。
光の特性を考えて、この時期らしいクリスマスツリーのデザインにされたそうです。レーザー加工機を使ってみようと今回トライされたそうですが、機械の扱いには苦戦したものの簡単にアウトプットできることには驚いており、もう次に何を作ろうかと考えられていました。
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