現場に密着した改善活動の実施
人と技術を結び付けるIEの魅力
私は学生時代、数学科を専攻し位相幾何学を研究していました。
東芝に入社するきっかけとなったのは、インターンシップでした。インターンシップでは、IE(Industrial Engineering:生産工学)を用いた工程作業改善に取り組みました。
インターンシップの経験を通して、研究技術を実務に結び付ける難しさを知ると共に、現場で発生する問題を体系的に分析し、現場改善を進めるヒトと技術の懸け橋となるIEという分野に魅力を感じました。
また、現場課題を抽出する上で、工場に何度も赴きコミュニケーションを密に取りながら現場目線での改善を進めている社員方を見て、より現場に密着し、ヒトと技術の架け橋となる業務に従事したいと強く感じ、モノづくり変革推進部を志望しました。
現場に密着した改善に向けて
入社後は、複数の拠点に赴き製造現場の課題抽出から解決策の提案、実行を担当しています。
具体的には、デジタルツールを用いた工数データ取得の効率化、工程データを用いた可視化による工程ロス削減などの業務改善に取り組みました。これらの改善は、ツールを導入するだけではなくデジタルツールを現場の方々が支援なく、普段から活用することが重要になります。作業者がツールをより使いやすくするため、現場に何度も赴きコミュニケーションを密に取りながら改善を進めてきました。
今では、改善業務に取り組んだ工場において作業者が自らツールを応用して、新たな現場改善を進めています。
異なる専攻とコロナ禍の入社
現場改善を進める上では、生産技術やIEの知識の他、その現場で生産する製品仕様や専門用語の理解を深めることが大切です。
私は、大学時代の専攻が異なるため、入社後にIEの基礎や製造現場の改善技術を修得しました。また、入社時期がコロナ禍でありオンサイトでの改善活動が難しく、オンライン会議で活動推進するときもありました。新しい分野のIEの知識を学びつつ、オンライン会議によって現場理解を深めることに苦戦しました。
しかし、自分が業務に取り組む上で、先輩方が何を勉強すべきかを体系的に指導してくださったこと、また、主体的に取り組む場が与えられており、学んだ内容をすぐ実務に適用できる環境も自身の成長に大きく繋がっていると感じています。
ある日のタイムスケジュール
在宅勤務の場合
8:30 勤務開始
●メール/Teamsチェック
●本日のスケジュールとタスクを確認
10:00 (週1回)グループミーティング(オンライン会議)
●一週間のタスクが達成されたかをチーム内で確認し、次週の目標について決定する
12:00 昼休憩
13:00 午後勤務開始
13:20 (週2回)テーマ進捗会議(オンライン会議)
●チーム内の少人数で進捗確認や相談を行う
14:00 実験データ整理・資料作成・文献調査
●出社時に取得したデータの解析や整理。またそれに関わる論文などの文献調査
15:00 (週2回)テーマ内容 分析相談(オンライン会議)
●データ分析内容の共有、メンバでの協議
19:15 勤務終了
出勤日の場合
8:30 勤務開始
●メール/Teamsチェック
10:00 (週1回)グループミーティング(オンライン会議)
●一週間のタスクが達成されたかをチームで確認し、次週の目標について決定する
12:00 昼休憩
13:00 午後勤務開始
13:20 (週2回)テーマ進捗会議(オンライン会議)
●チーム内の少人数で進捗確認や相談を行う
14:00 実験データ整理・資料作成・文献調査
●出社時に取得したデータの解析や整理。またそれに関わる論文などの文献調査
15:00 (週2回)テーマ内容 分析相談(オンライン会議)
●データ分析内容の共有、メンバでの協議
19:15 退社
休日の過ごし方
休日は、部門のメンバとご飯に行ったりしています。
- 記載内容は掲載当時のものです。