技術の進歩によりデータ量が爆発的に増加している現代社会において、機密情報の安全な通信は喫緊の課題です。極めて安全で信頼できる量子暗号通信技術の進歩により、今日から将来に渡り、サイバー攻撃の脅威から機密情報を守ることが可能となりました。

東芝は、個人、企業、国家の情報を守るために、20年以上の長きにわたり、世界をリードする量子暗号通信技術を研究・開発してきました。量子暗号通信は量子物理学の原理法則を応用し、データ通信の安全を担保する技術です。私たちは、今日知られている最も安全な暗号通信技術を提供し、社会のIT基盤に革新をもたらします。

東芝の量子暗号通信

多くの機密データがクラウドのような遠隔のコンピューター・サーバー上に保管されることになり、こうしたネットワーク上のデータへのアクセスを保護することが重要な課題となっています。データ通信の安全性は、ネットワーク上で送受信される情報の暗号化方法に依存します。


量子コンピュータ時代に備え世界中で社会実装の動きが活発化している量子暗号通信。
現在の暗号通信技術が将来破られるリスクがあるという社会課題に対して、なぜ「理論上破られない」のか分かりやすくご紹介します。

有村架純の未来ラボ
「量子暗号通信」編

(YouTube:1分30秒)

量子暗号通信の
社会実装への取り組み 

(動画:約46分)

【東芝】量子暗号通信
 

(YouTube:2分52秒)

東芝の技術力

東芝は、欧州研究所傘下のケンブリッジ研究所で1999年に量子暗号についての研究を始めました。それ以来、多くの顕著な世界初となる技術を実証してきました。私たちは、最初に2003年に100kmを超える光ファイバー上の量子鍵配送を実現、2010年に鍵配送速度は1Mbit/秒を超え、2017年には10Mbit/秒を超える速度を達成しました。

製品

私たちが提供するQKDシステムには2つのモデルがあります。ひとつはデータ通信用光ファイバーを共用する多重化モデル。もうひとつは鍵配送の速度と距離を最大化した長距離モデルです。

事例

秘匿性の高い大規模ゲノム解析データを高速かつ安全に伝送する

ゲノム研究者たちにとって、いかにして大規模なゲノム配列情報を安全に伝送するか常に懸念事項でした。実際、ハードディスクを鍵付きのセキュリティボックスに入れて物理的に運搬する等の方法がとられており、そのコストや時間が課題となっています。

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