製品
製品概要
私たちが提供するQKDシステムには2つのモデルがあります。ひとつはデータ通信用光ファイバーを共用する多重化モデル。もうひとつは鍵配送の速度と距離を最大化した長距離モデルです。
ラインアップ
多重QKDシステム
多重QKDシステムは、データを運ぶ光ファイバーを共有した運用ができ、それにより高価なQKD専用ダークファイバーが不要となります。量子チャンネルにOバンドを使用することで、データ通信チャンネルにCバンドを利用できます。ファイバー・ペアで一方向通信とするか、あるいはファイバー一本で双方向通信とするか、いずれかを通常モードで動作できます。
おもな特徴:
- 鍵配送速度(typical):10dBロスあたり300kb/s
- 最大鍵配送距離:90km以上(高品質SMファイバー使用時)
- 光ファイバー所要:1本、あるいは2本
- 顧客データのCバンド多重化をオプション
- おとり状態および位相変調方式を使った高効率BB84プロトコル
- 10-10 未満程度の鍵故障率(30,000年に1回未満相当)
- 独自の自己分別機能付き半導体検出器
おもな特徴:
- 鍵配送速度(typical):10dBロスあたり300kb/s
- 最大鍵配送距離:90km以上(高品質SMファイバー使用時)
- 光ファイバー所要:1本、あるいは2本
- 顧客データのCバンド多重化をオプション
- おとり状態および位相変調方式を使った高効率BB84プロトコル
- 10-10 未満程度の鍵故障率(30,000年に1回未満相当)
- 独自の自己分別機能付き半導体検出器
長距離QKDシステム
長距離QKDシステムは、Cバンドに量子チャンネルを割り当て、可能な限り長距離かつ高速な鍵配送を狙ったものです。能力が限定されますが、Cバンド内でデータ多重化も可能です。
おもな特徴:
- 鍵配送速度(typical):10dBロスあたり300kb/s
- 最大鍵配送距離:150km以上(高品質SMファイバー使用時)
- 光ファイバー所要:2本
- おとり状態および位相変調方式を使った高効率BB84プロトコル
- 10-10 未満程度の鍵故障率(30,000年に1回未満相当)
- 独自の自己分別機能付き半導体検出器
おもな特徴:
- 鍵配送速度(typical):10dBロスあたり300 kb/s
- 最大鍵配送距離:150km以上(高品質SMファイバー使用時)
- 光ファイバー所要:2本
- おとり状態および位相変調方式を使った高効率BB84プロトコル
- 10-10 未満程度の鍵故障率(30,000年に1回未満相当)
- 独自の自己分別機能付き半導体検出器
製品仕様
多重システム | 長距離システム | |
---|---|---|
鍵配送速度 | 300 kb/s @ 10 dB loss | 300 kb/s @ 10 dB loss |
最大鍵配送距離 (高品質SMファイバー使用時) |
90 km以上 | 150 km以上 |
光ファイバー所要 | 1本、あるいは2本 | 2本 |
多重化 | Cバンドに多重化可能 | - |
鍵交換プロトコル | おとり状態および位相変調方式採用高効率的BB84プロトコル | |
セキュリティ・パラメーター | 鍵故障率:< 10-10 | |
検出技術 | 独自の自己分別機能付き半導体検出器 | |
外形寸法 | 標準19"ラックマウント、 3U サイズ |
多重システム | 長距離システム | |
---|---|---|
鍵配送速度 | 300 kb/s @ 10 dB loss | 300 kb/s @ 10 dB loss |
最大鍵配送距離 (高品質SMファイバー使用時) |
90 km以上 | 150 km以上 |
光ファイバー所要 | 1本、あるいは2本 | 2本 |
多重化 | Cバンドに多重化可能 | - |
鍵交換プロトコル | おとり状態および位相変調方式採用高効率的BB84プロトコル | |
セキュリティ・パラメーター | 鍵故障率:< 10-10 | |
検出技術 | 独自の自己分別機能付き半導体検出器 | |
外形寸法 | 標準19"ラックマウント、 3U サイズ |
量子暗号通信システムのデザイン開発ストーリーをご紹介しております。(株式会社東芝)